こんな時だからこそ訪れたい、縁起のいい駅
3. J R北海道・広尾線 幸福駅(北海道)
「縁起のいい駅名で言うなら広尾線の幸福駅です。この線はずいぶん前に廃線になりました。この画像は現役だった頃に行って撮ったものです。幸福駅では、駅舎に名刺や定期券がたくさん貼られていました」
「また、幸福駅の2つ隣に愛国駅という名前の駅がありまして、愛国駅から幸福駅間の切符が『愛の国から幸福へ』のフレーズで当時大人気になりました」
この切符、1973年は300万枚、以降4年間で1000万枚以上も売れたというから、いかに凄まじいブームだったかがわかる。1987年に廃線となった後も、駅名の縁起の良さや、多数の人が訪れていることから観光地として存続することになり、今も駅舎だけが残っている。
金運が見込めそうな駅も⁉
4. J R鳥山線 大金駅(栃木県)
「大金駅は、隣に大金神社という小さな神社があって、そこでお祈りしたらご利益があると、金運アップを求めて訪れる人たちがいます。大金は昔からある駅で、土地の名前が駅名になっています」
縁起のいい駅名とあって、入場券のほか、同じ鳥山線の宝積寺駅からの切符「宝積寺-大金」が、「宝を積んで大金持ちになる」という縁起切符としてよく売れていたそう。特に、宝くじの季節には大人気だったのだとか。現在、大金駅は無人駅となり、記念乗車券は売られていない。
あまり知られていないけれど、絶景の駅
5. 紀勢線 新鹿(あたしか)駅(三重県)
「新鹿駅は、すぐそばに海水浴場があって、ちょっとした山の上からみたらすごくきれいなんです。ただし、紀勢線の本数が少ないので、私は隣の駅から歩いて行きました。峠越えで、峠のてっぺんで景色がばーっと開けて浜が見えて。これは感動しましたね」