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「逃げまくった末に“飛んだ”んです」

証言したのは50代のベテラン水道工事業者の男性Aさん。渥美容疑者が2018年に江戸川区で立ち上げた水道工事の会社「K」に、共同経営者として参加していた。

「立ち上げ時は渥美が社長で私と私の後輩のSの計3人。後に堀とTという渥美の高校の同級生2人が仕事に加わることもありました。口座は渥美が全部持っていたので、材料費や工事代金などの入金関係は全部あいつが管理していて。

私も含めて職人には、そこから仕事に応じた額を支払うことになっていたんですが、そもそも金払いが悪い。挙句のはてに大金を持ち逃げして行方不明になった。結局やつと仕事をやっていたのは1年半ぐらいで、私らが被った不払いの被害額は500万円近くになります」

渥美容疑者(知人提供)
渥美容疑者(知人提供)
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「K」は水道工事のほか、内装工事も請け負うなど仕事の受注自体は順調だったという。呆れ顔のAさんが続ける。

「当時は大きい仕事、内装工事も結構取ってたんで、300万とか500万という、まとまった金がすべて渥美のところに入っちゃってて。それで『職人にお金払え』と言っても『先方から貰ってない』とかウソついて全然払わないんですよ。結局、最後は『口座を確認させろ』と詰めたんだけど、逃げまくった末に飛んだ(姿を消した)んです」

渥美容疑者は、堀容疑者が受注した1000万円の仕事に取り掛かる前に、振り込まれた半金を持って姿を消し、発注元の会社も巻き込んで大騒動になった。

「発注元の会社の人も『どうすんだ、どうすんだ』って乗り込んできて。掘にしても、そのお金がないと職人とか雇えないじゃないですか。だから困りはてて渥美の家に行ったんですよ。職人とか全員総出で。そのときは警察も一緒に出動しました」

かつて渥美容疑者が妹と住んでいたマンション(撮影/集英社オンライン)
かつて渥美容疑者が妹と住んでいたマンション(撮影/集英社オンライン)

だが、すでに部屋の中は金目のものは一切ない、もぬけの殻だった。Aさんは、てっきり渥美容疑者は関係者の目を避けるために地方に逃げていると思っていた。しかし、死体遺棄事件で2人が逮捕され、渥美容疑者が年上女性と結婚し、野本さんが行方不明になる今年6月まで江戸川区内で飲み歩いていたという報道を見て、がく然としたという。