東京の端っこにある肉の聖地

東京の東の果てにある焼肉の名店といえば、現在の東京焼肉の礎を築きながら今なお最前線を走り続けるジャンボの篠崎本店。だが実は反対側の西の果てにもとんでもない焼肉の名店が存在する。

東急田園都市線用賀駅から徒歩3,4分の好立地にあるHodori(以下ホドリ)だ。
一見するとごく普通の焼肉店に見えるが、ここでは都内でもトップレベルのタンやハラミを食べることが出来る。その秘密は東京食肉市場内の内臓卸である神谷商店との信頼関係から特別に仕入れる内臓類にある。
実はシマチョウやコプチャンといった一般的なホルモンだけでなく、焼肉の人気メニューであるタンやハラミも流通上は内臓として扱われているため、通常の精肉店からは仕入れることができない。
神谷商店と強いパイプを持つホドリだからこそ、他の焼肉店が羨ましがるレベルのタンやハラミが並ぶのだ。

焼きに入る前に絶対に食べたい一品

これだけタンもハラミも旨いとすぐに焼き始めたいところだが、慌てずに一呼吸して欲しい。
ホドリでまずオーダーすべきはツラミ刺しだ。

肉バカに「神のタンとハラミ」と呼ばれる極みの味が存在する焼肉店_a
最高の前菜となるツラミ刺し

ツラミとは頬肉のこと。よく動かす筋肉なので旨味の強い部位なのだが、筋が多く肉質は硬めで、一般的には煮込みなどに使われる部位だ。このツラミを薄切りにして、包丁で丁寧に筋切りをすることで、筋を気にせずに食べることが出来る。
旨味と甘みのバランスが最高の前菜だ。