「ベンチャービジネスじいさん!の巻」(ジャンプ・コミックス96巻収録)

今回は、両さんの祖父・両津勘兵衛が老人の枠を超えたビジネスセンスを発揮するお話をお届けする。

この勘兵衛、初登場した「ヘーイ!モボ!!の巻」(ジャンプ・コミックス35巻収録)では98歳だったが、「佃のじいちゃん大追跡!の巻」(ジャンプ・コミックス65巻収録)に登場したときには、なんと104歳。若い頃は家業の佃煮屋をほっぽり出してなかば遊び人のような人生を送り、その後はリバーサイドの高層マンションで何不自由のないひとり暮らし……という、いかにも両津家の男らしい道楽人生を歩んでいる。

だが勘兵衛は、両さん以上の商才を持ち、本作以降も次々と新たなビジネスを立ち上げ、いずれも成功させているスーパーじいちゃんでもある。本編をお読みいただく前に、勘兵衛の功績をいくつか挙げてみよう。

ローリング・ストーンズも顔負けの高齢者ロッカーに!
高齢者ぞろいのメンバーによるバンド活動に精力を傾け、ロック界のカリスマに! 老人バンドが集結したフェスを大成功に導く。レッド・ツェッペリンの楽曲「天国への階段」が世界一似合うロックバンドだ!?
「C'mon!老人ロックフェス!!の巻」(ジャンプ・コミックス144巻収録)

競え老人力! オリンピック開催!!
老人選手だけが集う競技大会を主催。そうとくれば、事故やケガ、不慮の事態が心配されるが、意外にも高齢者パワーが炸裂し……。このお話は、9月17日からお届けするので、お楽しみに!
「ロージンピック2004の巻」(ジャンプ・コミックス144巻収録)

介護産業に着手!
自分も老人なのに介護産業に乗り出して、エロ心を忘れない爺様たちをターゲットに! まず手がけたのは、美女の姿をした介護用ナースロボット!!
「ロボット大戦争の巻」(ジャンプ・コミックス147巻収録)

「ロボット大戦争の巻」より。名前と「嬢」はいらない気もするが……
「ロボット大戦争の巻」より。名前と「嬢」はいらない気もするが……

高級食材の養殖を手がける
ツバメの巣の需要を知った両さんだったが、巣の養殖を大々的に手がけている先行者がいると判明。調べて見るとその人物は、ほかならぬ勘兵衛だった。両さんをも出し抜く先見の明の持ち主なのだ。
「スイフトハンターの巻」(ジャンプ・コミックス162巻収録)

いずれも勘兵衛のパワーが感じられるお話ばかりだ。気になったものがあれば、一読をオススメする。

それでは次のページから、超老人・両津勘兵衛のバイタリティーが炸裂するお話をお楽しみください!!