「ロージンピック2004の巻」(ジャンプ・コミックス144巻収録)

今回は、祖父の勘兵衛(104歳)が主催となって、スポーツ老人たちを集めた大規模なスポーツ大会を仕掛けて大儲けを企むお話をお届けする。

9月16日からお届けしている「ベンチャービジネスじいさん!の巻」(ジャンプ・コミックス96巻収録)同様に、今回も本編をお読みいただく前に、両さん以上にバイタリティーにあふれ、優れた商才を持つ老人・両津勘兵衛の数々の功績を挙げておきたい。

LCCに乗り出す
航空事業規制緩和の訪れをにらみ、飛行艇を使った低価格航空事業にいち早く参入。「両津LCCの巻」(ジャンプ・コミックス177巻収録)では、ジェット旅客機を使っての航空会社も設立した。
「飛行艇時代の巻」(ジャンプ・コミックス164巻収録)

宇宙のゴミ・スペースデブリに着目
航空事業のお次は宇宙事業に進出! 役目を終えた人工衛星や宇宙空間のゴミを回収する、宇宙の掃除屋をはじめる。宇宙に行かされるのは……もちろん両さんだ。
「2009年宇宙の旅」(ジャンプ・コミックス169巻収録)

高齢者向けボカロを開発!
高齢者向けに、カセットテープやVHSビデオといったアナログ機材を使って音楽を制作するボーカロイド「艶歌(エンカ)ロイド」を開発。また、両さんをモデルにした「りょーつっぽいど」の権利管理も手がける。さらには、バーチャルシンガーによるライブも大成功させる。
「ボカロPの巻」(ジャンプ・コミックス186巻収録)「艶歌(エンカ)ロイドの巻」(ジャンプ・コミックス190巻収録)

「艶歌ロイドの巻」より。現在も『こち亀』の連載が続いていたら、勘兵衛は間違いなくVTuberを手がけていただろう
「艶歌ロイドの巻」より。現在も『こち亀』の連載が続いていたら、勘兵衛は間違いなくVTuberを手がけていただろう

暴走老人を生み出すアイテムを発売!?
両さんが発案した、まるでミニ四駆のようにモジュールを組み立てて作れる超小型電動カーが大流行。新たな交通時代を牽引するかに思われたが、ハイパワー、ハイスピード化する改造パーツが出回って事故や暴走が多発し社会問題化。改造パーツを供給していたのは勘兵衛の会社だと判明し……。勘兵衛が珍しく失敗するエピソードだ。
「超小型モビリティの巻」(ジャンプ・コミックス187巻収録)

ドローンを活用!
タワマン住人を相手にドローンによる出前サービスをいち早く提供し、時代の一歩先を行く。
「ドローンの時代の巻」(ジャンプ・コミックス200巻収録)

もし気になったものがあれば、一読をオススメする。勘兵衛の柔軟な発想力&実行力は、新しいビジネスの参考になるかもしれないぞ!?

それでは次のページから、老人たちが大熱狂するスポーツ大会の騒動をお楽しみください!!