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エンタメ 2022.12.07

連載 前川ヤスタカの考えすぎテレビ

「オフゼロオードリー」が仕掛けた? ビジネスコンテンツ目線で見たいテレビ番組の価値

様々なジャンルが日々放送されるテレビ。その中でもバラエティ番組は教養系からスポーツ系まで内容の振れ幅がとにかく広い。ひとくちに「エンタメ」とくくられがちなバラエティ番組だが、その内容をまた別の目線で見てみると……ビジネスコンテンツになる!? テレビ番組に関する記事を多数執筆する前川ヤスタカが、目線を変えた番組の楽しみ方を提案する。

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芸能人を「ひとりのビジネスマン」として見る見方

『じゃないとオードリー』で話題となった企画とは

少し前の話になるが、テレビ東京の特番『じゃないとオードリー』において、「オフゼロオードリー」という企画があった。

当時SNS界隈でもかなり話題になったのでご覧になった方も多いかもしれないが、この企画は本番以外では誰とも積極的にしゃべらない「オフ」状態のオードリーの二人を、丸一日常に「オン」の状態にさせ数々のミッションをクリアしてもらうというもの。

普段は挨拶すら交わさないオードリーに「楽屋で二人きりで盛り上がれ」という指令がくだったり、いつもはメイク室で“激暗”な二人に「メイクさんを笑顔にせよ」というミッションが課されたりと、通常そこに一切のエネルギーを割いていない二人にはなかなか酷なこの企画。

「オン」状態のまま、日向坂46との番組『日向坂で会いましょう』(テレビ東京)の収録も3本こなし、収録の合間も日向坂メンバーやスタッフに積極的に話しかけたのだった。

最初は嫌々やっていた二人だが、企画の最後にはオードリー若林から「みんな本番でエネルギー放出するから、(それ以外では)基本しゃべりたくないのではと思っていた。でも、スタッフさんや日向坂メンバーに話しかけたら番組が明るくなり、俺の負けだと思った」「人間はコミュニケーションする動物だよ」と本音の感想が漏れた。

「オフゼロ」コンセプトが思わぬところへ共鳴

なかなか今までにない角度のこの企画。

これまでのテレビであれば、オンとオフのギャップを見て笑うところまでだっただろう。しかしスターたるもの常にオンであるべし、というコンセプトのもと奮闘するオードリーと、その影響を受け周囲が変わっていく様を見せたのは、斬新だった。

そしてこれを見た私の感想は「このまま企業のミドルマネジメント研修で流してもいいやつじゃん」であった。

一応、私も兼業モノ書きでサラリーマンの端くれ。それなりの年齢になれば色々な研修を受ける。部下に評価の納得感を持ってもらうため、年1回面談をするだけではなく、「普段からできる限り接点を持て」みたいなやつも受けた記憶がある。

まして今はリモートワークなど働き方の多様化が叫ばれる状況。どのように部下や後輩と接し、ケアするかは難易度が増している。

そんな中、この「オフゼロオードリー」は大変にわかりやすく、ミドルマネジメントかくあるべしを示したもののように感じたのだ。テレビ東京は、企業の人事部門向け研修ビデオとして是非これを販売してほしい。

ビジネス業界でも引っ張りだこの佐久間プロデユーサー

このオフゼロ企画、仕掛人は佐久間宣行プロデューサーである。

佐久間Pといえば、元々は『ゴッドタン』等で有名なテレビ東京所属の裏方だったが、近年はフリーとなり、ラジオパーソナリティや司会、コメンテーターなど「出る側の人」としても活躍している。

そんな様々な肩書きを持つようになった佐久間Pだが、ベストセラービジネス本執筆者の顔も持っている。2022年4月に出版された著書『佐久間宣行のずるい仕事術』は発売1ヶ月で10万部を超えたと発表があった後も売れ続けており、Amazonレビューコメントが1600件以上もついている。しかも大半が絶賛のコメントだ。

ビジネス業界もそんな佐久間Pを放っておくわけはなく、数々のビジネスイベントに登壇している。ざっとネットで調べただけでも「ユーザの体験価値を高めるコンテンツとは?」「はたらくってなんだろう」「ブランディング戦略とは」など、ありとあらゆるテーマで引っ張りだこになっている。

そんな佐久間Pが今回のオフゼロ企画にたどり着き、それを見たサラリーマンの私が、これはビジネス研修でも通用する内容だなと考えたのは、偶然とは思えないのだ。

芸能人を「ひとりの仕事人」として見る視点

芸能界というのは特殊な世界と言われる。一時期、引退状態で、最近芸能界に復帰した春香クリスティーンはインタビューで「芸能界は特殊な世界。そこにいる私には社会常識はなく、一度この世界を飛び出してみようと思った」と語っている。

しかし本当にそうなのだろうか。

佐久間Pは大学を出てすぐテレビ東京に入り、バラエティ番組のスタッフとしてどっぷりテレビ業界・芸能界に浸かってきた。企業に勤めていたという意味ではサラリーマンだが、ただのサラリーマンでは全然ない。

だが彼の著書『ずるい仕事術』で語られる仕事のコツは極めて普遍的で、どんな業界で働くビジネスマンにも通底するような内容だ。テレビ業界や芸能界という浮世離れした場所での武勇伝ではなく、サラリーマンなら誰しもが抱く感情や葛藤を乗り越える秘訣がそこにはある。

そして一歩引いて見てみれば、たとえ芸能人であろうとも「ひとりの仕事人」に他ならない。芸能界という大きい組織の人間関係の中で足掻いているという意味では、我々と同じなのかもしれない。

この「オフゼロオードリー」はそういうことが炙り出された企画のような気がするのだ。

「オフゼロオードリー」が仕掛けた? ビジネスコンテンツ目線で見たいテレビ番組の価値_1

ビジネス目線で発揮される芸能コンテンツに期待

これは一つの鉱脈かもしれない。

従来、芸能界やテレビ業界は、バラエティであれドラマであれ「ギョーカイ」とカタカナで表記され、巷の常識が通用しない世界として描かれてきた。

しかし、芸能人も一人のビジネスマンと捉えることができれば、色々と企画に広がりが出るのではないだろうか。広く発展してきたビジネス系コンテンツと芸能コンテンツが交われば、掛け算で色々なものが生まれるかもしれない(まあ過去にもドラッカーと女子マネみたいな試みはあったが、それとは全然違う意味で)。

裏を返せば、今の既存のテレビ番組だってビジネス目線の教材として捉え直すこともできるだろう。

たとえば、『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ)みたいな会議は、一般企業にとってどうなのか。

もっとも偉い人が一番しゃべるという会議形態はいいのか。トップが強いプレッシャーをかけている状況下、会議参加者の心理的安全性は守られているのか。何を言っても結局最後はトップが全部、話の結論を持っていってしまうのはいかがなものか。

あるいは、『徹子の部屋』(テレビ朝日)のような1 on 1ミーティングはどうか。

細かく下調べされたメモに基づいて矢継ぎ早に話が振られる。時にはかなりの無茶振りもあるという意味では少し圧迫面接気味ではないだろうか。

なんだか楽しくなってきた。

これからも、ビジネスマンとして芸能人を捉えたコンテンツ、また新たな企画が見られることを期待したい。もしそれが出てきた暁にはうちの会社の人事部に推薦したいと思う。

文/前川ヤスタカ イラスト/Rica 編集協力/萩原圭太

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前川ヤスタカ

まえかわ やすたか

1972年生まれ。北海道出身、東京在住。過去には5年間上海・香港在住の経験あり。サラリーマン稼業のかたわら執筆活動を行う兼業文筆家で、得意分野はテレビ・相撲・中国など。 著書に『勉強できる子 卑屈化社会』(宝島社)他。

  • 著書『勉強できる子 卑屈化社会』
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