14歳からの相談も。中高年だけのものではないEDの悩み

――オンラインED診療サービス「Oops LOVE」は、どのようなサービスなのですか?

ED診療がオンラインと電話だけで完結する診療サービスです。まずLINEで本サービスを友だち登録していただき、そこから診察や薬の処方に進んでいきます。
『まずはLINEで相談だけしたい』という方にも、医師やカウンセラーがしっかりと対応しています。

診察を選択された場合は電話診察となり、必要な場合は病院に行く必要なくED薬が処方され、後日郵送で自宅に届くというシステムになっています。

「勃つこと=男の強さ」「勃起力=若さ」という旧来の呪縛からの解放を。20代前半の利用者も増えているオンラインED診療サービス_1
サービス利用の流れ(Oops LOVEサイト内より抜粋)
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――昨年からスタートしたということですが、主な利用者層はどのような方々ですか?

弊社のサービスを利用する方は、20代〜30代が多いですね。20代前半の方も増えてきたと感じています。従来よりも手軽にED薬を試せるということが我々の大きな売りではありますが、それと同時に「相談に乗る」ということも大事にしています。そういったことから、最近は10代からの相談も増えてきています。

――10代ですか! かなり若いですね。

そうですね。しかし、現状ED薬は国の規定により20歳以上でないと処方ができないので、20歳未満の方は専属の医師との相談という形でお話を聞いています。年少者では14歳の方からの相談もありました。

彼らは性行為の経験が浅く、緊張してしまうがゆえにうまくできないという場合が多いので、そういったメンタル的な悩みも含め、しっかりとお話を聞いて対応します。

「勃つこと=男の強さ」「勃起力=若さ」という旧来の呪縛からの解放を。20代前半の利用者も増えているオンラインED診療サービス_2
Oops LOVEで扱っている薬は2種類。診察した上で処方され、自宅に届く(Oops提供)

――ネットで見る情報では、病院に通院してED治療を受けるのは40代〜50代がメイン層だそうです。「Oops LOVE」の利用者層とかなり違いがありますね。

はい。このサービスを立ち上げる際、『これまで悩んでいたけれど誰にも相談できなかった若い層』にリーチできるようにしたいという思いがありました。若くても『勃たない』ことに悩みをもっている方は多いのですが、近しい友人に相談となるとなかなかできません。

女性同士だと最近はメディアの発信もあって、性のことや体のことを話し合うことがそれほど珍しくないのかもしれませんが、男性ってそういうのが本当に苦手なんですよね。