なぜCBD配合の「ヘアケア」なのか

ウェルネスヘアケアブランド「HEMPLY HAIR」から今回発売されるヘアケアアイテムは、スクラブシャンプー「マイルドスクラブシャンプー(180g、税込2,420円)と、ヘアミルク「モイスチャーエマルジョン」(50mL、1,980円)の2種。

いずれもリラックス効果で注目されている、麻(ヘンプ)由来の主要成分の一つ、CBD(カンナビジオール)が配合されている。

世界各国のセレブから火がつき、日本にも上陸したCBD製品はここ2〜3年でずいぶん増えたが、ヘアケア製品は珍しい。

数あるヘアケア製品のなかでも、なぜ「スクラブシャンプー」と「ヘアミルク」を開発するに至ったのだろうか。同ブランドを展開する株式会社GPトレーディング代表の劉世彦さんに話を聞いた。

「世界中が新型コロナウイルスの脅威に見舞われ、多くの人のストレスや疲れが、より深刻化していますよね。心身ともに、みんな疲れきっている。

こうした状況を何とかしたい、忙しく働く人たちがリフレッシュできるような製品を何かつくれないかな、と思っていたときに、たまたま昨今話題になっているCBDの原料を取り扱う企業の方と知り合い、『これだ』と思いました」

頭皮環境をリセットできる習慣をつくりたい

日本で入手できるCBD製品に多いのは、オイルやサプリメント、バームといった、口から取り入れる製品や肌に直接塗って使うスキンケア製品。

同社はこれまでスキンケア製品を中心に製造してきたが、「忙しい人たちのリラックス感をもたらせるかもしれない」という期待を込めて、このヘアケア製品の開発に着手したという。

「ヘアケアなら、性別を問わず、CBDを使ったことがある方も、そうではない方も手に取りやすいのではないか思いました。

頭皮は顔の皮と一枚でつながっているので、頭皮ケアをすることで、頭皮環境を整えるだけではなく、リフトアップやくすみケアといった効果も期待できます。そうした複合的なメリットがあることも決め手になりました。

あともう一つ、息つく暇なく頑張っている人の『頭皮環境をリセットできる習慣をつくる』という目的に、スクラブシャンプーが合致したのです。

スマホやパソコンに何時間も向き合い、1日の中でリラックスできる時間がない人が多い現代だからこそ、あえて少し手間をかけ、たまにはセルフケアを行なってみては? という提案をしたかったんです」

自分に意識を向け、いたわることができるような製品を届けたい。そんな思いから、あえて時間をかけて行うスクラブシャンプーをローンチさせることにしたそうだ。