ナンパ塾のゴールは「即日」セックスすること

女性の口説きを有料で指南するナンパ塾『リアルナンパアカデミー』(以下・RNA)の塾長・Wと、その塾生らが立て続けに逮捕されたのは2018年から2019年にかけてのこと。塾生らはRNAに最高数十万円の受講料を支払い、ナンパの技術を学ぶために配布されたマニュアルを読み、塾長の指導を受けていた。

男2:女1で酩酊させ「即日セックス・動画撮影」の回数を競った鬼畜ナンパ塾の卑劣な手口と塾長の悪あがきの顛末_2
リアルナンパアカデミーのホームページ(現在は閉鎖)

ところがWは塾生らにナンパの成功回数を競わせ、その内容を記録させていた。
ここでの“成功”とはナンパした女性とただ飲むだけではない。セックスをすることだ。
だが、彼らによるその行為は、女性が酩酊し抗拒不能に陥っているなかでなされたものであり、同意のもとによるものではなかった。このため、RNAの関係者らは準強制性交等などの容疑で相次いで逮捕、のちに起訴された。

RNAが配布していたテキスト『ナンパの技術』初級編では、まずナンパの定義から始まる。

〈ナンパの定義づけの重要性 ここでのナンパの定義とは、自分にとってナンパをする意味や目的のことです。

「ナンパとは自分にとって何なのか?」
「ナンパとは自分が何を達成するために行うものなのか?」
「ナンパをすることによって、どんな自分になろうとしているのか?」

という明確な意識はとても重要になることがあります。ナンパを実践していく過程で自分のナンパスタイル を決定する指標にもなります。そして何より自分自身がナンパをする意味でもありますから、常にモチベーションの中心として重要な意味付けにもなります。自分自身の中でナンパという行為をまず定義づけしてみ てください。ゴールや目的を明確に自分の中で意識することによって、そのための行動がはっきり見えてきます〉

ナンパ行為は自己改革のための修行の場でもあるかのような錯覚をおぼえる内容だ。
当時、罪に問われたRNAの面々においては、ここでの「ゴール」は“女性との性交数を増やすこと”だった。そして性交を彼らは「ゲット」と称する。ナンパしてその日に「ゲット」することを「即」という。彼らの中では「即」に持ち込む回数が多いことが賞賛の対象となった。