トリビア2.今年の「おさつスナック」は、昨年のより甘い
蒸かしたさつまいもに加え、「おさつスナック」に焼きいもが練り込まれるようになったのは、2004年から。当時の開発担当者が試行錯誤をするなか、スーパーで購入した焼きいもを加えて試作をしたところ、おいしくできたことがきっかけとなった。
従来の「おさつスナック」の良い部分はしっかりと残しながらも、現在まで味や香りの改良に取り組んできている。2021年には焼きいもの配合量を30%アップし、より香ばしさを感じられるようにしたという。
お客様相談室に寄せられた声やSNS上の声なども参考に、その年に販売する「おさつスナック」の味わいや香りを検討しているそうだ。前年の味わいが好評な場合には、改良せず継続して販売する年もある。
今年発売の「おさつスナック」は、焼きいもの香りをより楽しめるよう、昨年からさらに改良。「香り」もおいしさの大切な要素だそうで、袋を開けたときによりふわっと焼きいもの香りがするが、その効果でますますさつまいも感や甘みをさらに感じられるようになっている。
「おさつスナック」にはなぜツノがある? 「さつまりこ」はさつまいも味じゃなかった?“焼きいも菓子”トリビア5
スーパーにはブランドさつまいも、コンビニにはお菓子やドリンクがズラリ、と空前のさつまいもブームの今。おなじみのお菓子には、カルビーの「おさつスナック」と「さつまりこ 焼きいも」がある。いずれも季節限定の定番商品だが、その背景には意外な企業努力や工夫があるらしい。カルビーの“中の人”に、焼きいも菓子に関するトリビアを聞いた。
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「さつまりこ」は、さつまいも味じゃなかった!?