実況って面白そうだなと思った
――ポッキーさんがゲーム実況を始めたのには、どんなきっかけだったんでしょうか。
最初は僕もイチ視聴者でした。2011年くらいのことで、友達は誰も見ていなくて、まだYouTubeのUIも完全に日本語対応してない初期も初期。そのなかで数少ないゲーム実況を上げてる人がいたんですけど、見ているうちに段々そのゲームがやりたくなってきて、実況って面白そうだなと思うように。それで自分でもやってみたのが最初です。まだ「YouTuber」っていう言葉もなかった頃ですね。
――じゃあそこから機材を集めだして。
住んでたのが田舎だったので、どこにも機材なんて売ってないから、初めてAmazonで買い物しました。マイクとかキャプチャとか、少しずつ揃えて。最初はカメラとテレビを直接繋げられなかったんで、テレビの前にカメラを置いて画面を直撮りしてました。それで、2011年にチャンネルを公開したんです。今とは違う、ひとつ前のチャンネルですね。
――最初にアップした動画は何のゲームだったんですか?
プレステ3の『モンスターハンター』です。とにかく声を出すのがめちゃくちゃ恥ずかしくて、ひたすら無言でプレイした動画を上げました。
――そうなると実況じゃなく……。
そうですね、プレイ動画です(笑)。でも当時はすごく多かったんですよ。そもそも実況文化がまだ根付いてなかったので。ゲームを始めたら録画を開始して、やめるまでの動画をただ上げる、そういうチャンネルが多かったです。