アクティビティとマインドフルネスで健康維持

健康を維持するには、適度な運動を続けることが効果的。そこで大いに役立つのが、Apple Watchの「アクティビティ」アプリだ。アクティビティでは、1日の運動量が3つのリングで示される。青色の「スタンド」リングは、1分以上立ち上がった回数。緑色の「エクササイズ」リングは、早歩き以上の運動をした時間。そして赤色の「ムーブ」は、運動による消費カロリーとなっている。

アクティビティでは、腕の動きと加速度センサーを頼りに運動量を計測する。Apple Watchには運動を記録するための「ワークアウト」アプリがあるが、「ワークアウト」アプリを起動しなくてもアクティビティの計測は行われる。ただし、ベビーカーを押しながら散歩するなど両手が塞がっているときは、ワークアウトを起動することで運動量をより正確に加算することができる。

アクティビティのゴール設定は、いつでも変更が可能だ。リングを閉じられない日が何日も続くようなら、ゴール設定を見直したほうがいいだろう。そもそもアクティビティは運動を意識する「きっかけづくり」であり、達成できない状況が当たり前になってしまっては意味がない。目標を下げても誰にも咎められることはないので、少し頑張れば達成できる程度のゴール設定を行うのがオススメだ。

達成するとにぎやかなアニメーションで祝福してくれるほか、継続的に目標を達成すると「バッジ」というご褒美ももらえる。毎日3つのリングを閉じられるように意識して生活してみよう。

転倒や心拍状態のチェックに、ストレスケアまで… 至れり尽くせりのApple Watchのヘルスケア機能_6
「アクティビティ」を起動して下にスクロールをしていくと「ゴールを変更」ボタンがある。自分が達成できそうなゴールに調整しよう

もう一つ。心身の健康を維持する機能として「マインドフルネス」アプリにも注目したい。マインドフルネスは、主に「心」の健康維持に役立てられるアプリで、「リフレクト」と「呼吸」という2つのモードがある。

1つ目の「リフレクト」は、自分の考えや行動を顧みる機会を得るためのモードだ。例えば「感謝したことのある誰かを思い出して、ありがたく感じた理由を考えてください」といった内容の「問い」が投げかけられる。こうした問いをきっかけに、1分間自分の内面を見つめ直す機会を得る。問いの内容は起動するたびに変わる。

2つ目の「呼吸」は、深呼吸をすることで心を落ち着かせたり、集中力を高めたりすることができる。忙しさに追われているときでも、このモードで1分間の深呼吸をするだけで、意外なほど頭がスッキリすることがある。「考えることが山積みでモヤモヤする」というときなど、一度試してみてはいかがだろうか。

転倒や心拍状態のチェックに、ストレスケアまで… 至れり尽くせりのApple Watchのヘルスケア機能_7
「マインドフルネス」アプリの中には、「リフレクト」(左)と「呼吸」(右)という2つのモードがある
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Apple Watchは、ここで取り上げたもののほかにも数多くのヘルスケア関連機能を備えている。Apple Watchで測定した健康データはiPhoneの「ヘルスケア」アプリに結果が蓄積されていき、iPhoneと組み合わせることで自分の健康状態の変化を時系列で把握できるようになる。さらに、iPhoneのヘルスケアには、他者と情報を共有する機能も存在する。高齢の家族や配偶者、あるいは子供たちの健康の変化を察知できるというわけだ。

Appleが提供するヘルスケア機能を積極的に活用していくと、生命を左右するような万が一の事態にも備えられるうえ、日頃の健康に対する意識も無理なく高まっていく。せっかくApple WatchやiPhoneを使っているなら、Appleのヘルスケア機能について少しずつ関心を深めていってはいかがだろうか。


文・写真/小平淳一