――「めざましテレビ」はいつから担当に?
入社1年目の10月からです。
――もともと志望されていたのですか?
はい。選考の時から担当したい番組については聞かれる度に、「めざましテレビ」と伝えていたので、決まった時は嬉しかったです。学生の頃からずっと観ていましたし、憧れの番組でした。初めて出演した日は、嬉し過ぎて上手く声が出せなかった記憶が。アナウンサーなのに(笑)。
――キャリアの中で、印象的な出来事を教えてください。
将来、教科書に載るような歴史的な瞬間に立ち会えたことですね。
例えば令和の年号が発表されるタイミングや、築地市場が閉じる瞬間に立ち会うことができました。おそらく、この職業でなければ立ち会うことはできなかったでしょうし、その現場でしか感じられない空気、皆さんの表情など今思い出しても素晴らしい経験をさせてもらえたと思っています。
めざましテレビ第8代メインキャスター
――2021年3月29日から、めざましテレビのメインキャスターになりました。メインキャスターとして、普段心がけていることはありますか?
毎朝同じ自分を、視聴者の方にお届けしたいと心がけています。毎日嬉しいニュースもあれば、悲しい事件もあります。視聴者の皆さんはそれぞれの立場で様々な気持ちでニュースを受け取ります。だからこそ自分はブレずに、一つ一つのニュースを丁寧に伝えたいと思っています。
子どもの時にテレビで見ていたアナウンサーの方々は、毎日変わらない元気な姿で出演されているイメージで、私も安心と元気をもらっていました。もちろん人間なので完璧には難しい部分もあるのかもしれませんが、私も出来る限りそうありたいと思っています。また、視聴者の方を思い浮かべながらコメントすることも心掛けています。
――ファッションなど見た目の部分で意識されていることは?
メインキャスターになってからは、ファッションも少し変わりましたね。前は割と明るい洋服を選んでいたのですが、さまざまなニュースを伝える立場になったので、以前より落ち着いた雰囲気の洋服を選ぶようにしています。どんな速報にも対応しなくてはなりませんから。もちろん、朝の番組なので暗く見えないようには気をつけています。アクセサリーも華美になりすぎないようなものを選んでいます。