古着カルチャーを牽引する街・下北沢。

近年、都市開発が進み、駅前には有名コーヒーチェーン店が入る商業ビルができるなど、街の景色は一変。その一方、古着屋は続々と増え続け、自分だけの一着を求めて下北沢を訪れる人は後を絶たない。

ユニセックスで唯一無二のデザイン古着を取り扱うアパレルブランドiot(イオット)グループは、そんな“古着屋激戦区”で「SELEN(セレン)」「RE:RE:(リリ)」など複数の店舗を構えており、7月1日にはグループ5店舗目となる「RE:RE:garden(リリガーデン)」をオープンさせた。

ネットでも手軽に安く服を買うことができる昨今、iotグループが古着ファンから愛されている理由はなぜなのか。その理由や、空間づくりのポイント、古着の楽しさまで「RE:RE:garden」スタッフの工藤駿哉さんにお話を聞いた。

SDGsも追い風に。“激戦区”下北沢で愛され続ける古着屋のポリシー_1
「RE:RE:garden」スタッフの工藤駿哉さん

コンセプトは「リメイク古着と隠れ家」

古着屋が立ち並ぶメインストリートから1本裏道へ。1階に小さな工場がある雑居ビルの階段を登った先に「RE:RE:garden」はある。

「本当にここに古着屋が…?」そう思いながら階段を進んだ先、まず目についたのは、色とりどりのドライフラワーに囲まれた圧巻のエントランスだった。

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さらに、その奥にある小さな扉を開けると柔らかな照明に照らされたリメイク古着と、店内を流れる滝の水音が。

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オープン前からInstagramにて「下北沢の隠れ家にてオープン」と謳っていたのにふさわしく、知る人ぞ知る秘密基地のような場所だ。

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この空間作りに関して「RE:RE:garden」スタッフの工藤駿哉さんは「リメイク古着と隠れ家をコンセプトにしています。空間に関しては、SNSでお店を見つけてくれた方や、ふらっと看板を見て入ってきてくれた方々が、古着屋の喧騒から離れてゆっくりと過ごせる空間であってほしいです」と話す。

また、もう1つのコンセプト「リメイク」の通り「RE:RE:」で一部取り扱いのあったオリジナルのリメイク商品を取り揃えているとのこと。デザイン性の高い古着だけでなく、一点もののリメイク古着と出会えることも「RE:RE:garden」の強みだ。