熱中症になったら「FIRE」で対処する
では、もし自分や周りの人が熱中症になってしまったら、どうしたらいいのか。それにはまず、その状態に合わせた応急処置が大切になります。
ぜひ、覚えておいてほしいのが行動の基本となる「FIRE」です。
FIREとは
Fluid(フルイド):適切な水分補給
熱中症になったときには自分で水分補給できるかがポイントになります。失った水分、塩分を補給しましょう。
Icing(アイシング):体を冷やす
熱中症になったらまずは涼しい場所にすぐに移動し、服装を緩めて、氷嚢などで体を冷やすことで体温を下げ、血流の流れをよくします。
Rest (レスト): 安静にする
症状がよくなってきても、少なくとも20~30分は安静にして休みましょう。動き出すのは十分回復してからに。
Emergency(エマージェンシー):救急搬送/119番
すでに意識がない場合はすぐに救急車を要請してください。倒れたときの状況を知っている人が付き添い、医療機関に発症時の状態を伝えましょう。
この4つの頭文字をキーワード化したのが「FIRE」です。
応急処置の方法と共に、この「FIRE」が基本的なメソッドになります。