「身内ウケ」しか考えない、過剰な加工は厳禁!

自撮り写真をインターネット上に発信する女性は、おおざっぱには

【1】とにかく自分が可愛いと思う写真をチョイスするヒト
【2】あくまで男性ウケを狙った写真をチョイスするヒト

……の2ケースに分類され、これはなにも特殊なギョーカイにかぎった話ではありません。

ただ、SNSに華麗なる日常を公開する“だけ”ならまだしも、「出会い系」や「お店で働く子」の場合は“選ばれること”が自身の利益に直結するため、おのずと【2】の視点が重要になってきます。

たとえば、『SNOW(スノー)』『SODA(ソーダ)』などの写真アプリを使って、面白メイクを施したり、フレームをゴリゴリに装飾したりするのは楽しいし、身内ウケはするのかもしれません。しかし「入念な下調べ」をする”男側”からすると過剰すぎて(=【1】の視点が強すぎて)、早い段階で篩(ふるい)から落とされてしまう傾向にあるようです。

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『SNOW』で撮影し、フィルターを「地雷メイク」に。
会ったら別人!は願い下げ。風俗パネマジ最新事情_3
『SNOW』で撮影し、フィルターを「韓国メイク」にしてからフレームを装飾。

こうした実状下において、“選ばれる側”である彼女たちの多くが愛用しているスタンダードな写真アプリは『Ulike(ユーライク)』『MAKE-UP BEAUTY(メイクアップ・ビューティ)』……なのだそう。

人気の写真アプリが、女の子の支持を集める理由

五反田のお店で働くMちゃん(実年齢22歳)は、『Ulike』推しの理由をこう語ります。

「『ナチュラルカメラ』が売りなだけあって、すごく自然体に撮れるんですよ。フィルターのバリエーションも豊富だし、初心者でも簡単に操作できるし…。
アタシって自撮りをするとき、ポーズがなかなか決まらないんですけど、『姿勢機能』(自撮りの際、カメラ画面にベストなポーズの枠が表示される機能のこと)のおかげでポーズがすぐ決められるのもウレシイ!」

『MAKE-UP BEAUTY』は、その名のとおり、充実したメイク機能が魅力! 渋谷のデリヘルで働くLちゃん(実年齢24歳)は、その使い勝手の良さをこう力説します。

「ノーメイクでも化粧をしてるみたく撮れるから寝起きでもOK! すっぴんの自撮り写真を使って、いろんなメイクやヘアカラーを気軽にお試しもできる。メイクが苦手な子でも自分の顔の可能性に気づけるアプリだと思います」

とくに、一枚でもたくさんのプライベート画像を「日記」のコーナーでアップすることが有効なセールスプロモーションの一環となる「お店で働く子」たちにとって、「ノーメイクでも化粧をしてるみたいに撮れるから寝起きでもOK!」なのは、なによりも貴重なメリットなのです。

会ったら別人!は願い下げ。風俗パネマジ最新事情_4
『MAKE-UP BEAITY』で撮影し、いろんなメイクやヘアカラーをお試し。

ところが、ここまで論じてきた「自撮りトレンド」とは明らかに一線を画す、また新しいムーブメントが一部のベテラン嬢から生まれつつあるんだとか……?