「出来るだけ正確で、正直な商品情報をお客様にお知らせするように」

同社によると、白菜の案内は10月20日から各店舗の青果売り場で掲示を始めた。主要産地の9月の天候不順で、白菜やレタス、キャベツ、春菊などの仕入れ価格が高騰。買い物の目安になるよう、相場感を伝えるために設置したという。内容は入荷状況や相場に合わせ、随時更新している。

オネストカードを考案したのは、2024年に96歳で亡くなった創業者の飯田勧氏だ。その背景には、「お客様に損をさせない」という思いがあったという。

「オネストカードは、出来るだけ正確で、正直な商品情報をお客様にお知らせするように心掛けております。私たち従業員が、家族と一緒にオーケーで買い物をする時、そっと家族に教えるような商品情報はお客様にも是非お知らせしなくては、と考えているからです」(同社広報室、以下同)

購入を控えるよう勧める背景には、青果を扱う売り場ならではの事情もあるという。

「青果物は、天候によって相場が高い時、品質が悪い時があります。必要なお客様もいらっしゃるので、仕入れしない訳にはいきませんが、値段が高く品質が悪いとお買い上げいただけないので、たくさん仕入れるとロスを抱えてしまいます。

そこで、お客様に、品質が悪く値段も高いのでおすすめしません、ということをそのままお伝えすることにしました。そうすることで、品薄、品切れの状況でも、お客様には仕方ないとご了承いただきました。短期的な売上よりも、お客様との長期的な信頼関係を大切に考えております」

レタスやキャベツにも「ご購入を見合わせてください」。グレープフルーツの甘み不足まで伝えるオネストカード(カード提供/オーケー)※2026年11月4日現在の内容です。
レタスやキャベツにも「ご購入を見合わせてください」。グレープフルーツの甘み不足まで伝えるオネストカード(カード提供/オーケー)※2026年11月4日現在の内容です。

実際に、カードはどう受け止められているのか。同社に寄せられた顧客の意見には、こんな声があるという。

〈安くて新鮮というだけでなく、正直なPOPが誠実な会社経営を反映していると感じ、応援しています〉
〈商品について、悪い面を隠さずに公表しているところが好感もてる〉
〈まだ旬には早い、まだ甘さは控えめ、など 正直な一言が添えてあるのを見かけました。ただ買わせようとするのではなく 納得して買って欲しいという気持ちがよいと思います〉

広報室は、カードへの反応や今回のSNSでの反響について、こう話す。