高齢の女性が荷物の山から滑り降りて出ていく
一体どのような人物がここで生活しているのか。別の近隣住民が複雑な心境を吐露する。
「住んでらっしゃるのは高齢の女性1人です。もともと越してきた時からこの方だけで、当時はきちんとしたところにお勤めでした。
今でも住んでいますよ。時折、荷物の山から滑り降りて出ていくところを見かけますから。普通に挨拶はしますし、もともとはお話もできたんですけどね……。昔は町会での仕事をしたりもしていましたから。今はもうお勤め先を退職されているようです」
かつては町会の仕事も引き受け、近隣住民とも交流があったという女性。しかし、荷物が増えるにつれ、近隣住民との関係も次第に悪化していったようだ。
再三、片づけるよう直談判してきたという近隣住民は、これまでの経緯についてこう語る。
「もう何年にもわたって警察署、消防署、区役所にもどうにかしてほしいと相談しています。警察や消防は『これは我々の管轄外だから区役所に』と言うので、区役所に何度も苦情を言いに行っていますが、解決には至っていません。
条例違反でもないし、私物を勝手に片づけられないというのです。区役所の人間も苦情を受けた直後は、この家の住人に『一緒に片づけましょう。これ入ります?』と確認しながら数個は片づけてくれたりするんです。ですが、いつも途中で終わり、ゴミはそのままになります」
女性は区職員が訪れた際に、いつまでに片づけると約束することもあるという。しかし、実際に約束は果たされず、状況は改善されていない。近隣住民が続ける。
「ゴミの山をのぼると、裏側に玄関のドアの部分だけ空いたスペースがあるんです。区役所や警察が訪ねてきてドアを叩いても、完全に無視をしています。
道路までゴミが出ているからどうにかしてくれと警察に頼んだ時も、警察は道路に出ているゴミをゴミ山に投げて戻しただけでした。
ゴミの山は洋服がほとんどですが、通販で頼んでいて、宅急便の人もゴミ山に投げ入れてる。置き配ってことですかね。この家の住人がゴミの山の上で日向ぼっこをしていた際に、私が『いつになったら片づけるんだ?』と尋ねると、『うるさい。クソじじい!』と怒鳴り返してきたくらいです」













