「息子に頼まれるまま郵送の手伝いを…」母親も逮捕、住職の父親は謝罪に奔走
母親のB子はそんなAを心配して世話を焼いているうちに“共謀関係”になってしまったようだという。
「B子は夫の住職の仕事を支えている家族思いの人で、Aの生活も心配していろいろ面倒を見すぎるくらいだったんです。それでAに頼まれるままに郵送の手伝いをして、そのときにチケットとか阪神のグッズなんかも送っていたみたいなんですけど、B子自身は転売でお金儲けをしなければいけない理由なんかないし、ただただ自分の子が社会と何か関わりを持って仕事をしてくれるんなら、という気持ちだったと思います」(親族)
AとB子の逮捕前に兵庫県警は姫路署に家族全員を呼んで事情を聞いたりもしたという。
「私は詳しいことはわからないんですけど、転売って、買った人も納得して買っているんじゃないんですか? 今回、『何千万円も売り上げていた』みたいに言われてますけど、それが全部儲けになるわけでもないし……。
住職も今回のことがあっていろんな役を降りて、みなさんに謝罪して回ってます。どうしてこんなことになってしまったのか……」(親族)
だが、親族の主張とは裏腹に、転売ヤーによって健全な市場が歪められると、高い額を出さないと試合を観に行けなくなる。それを防止するため、チケット不正転売禁⽌法が作られた。
「今回の捜査の発端は、球団がチケットの転売を知って県警に情報を伝えたことですが、球団が情報を伝えたのは今回逮捕されたAとB子だけではないとみられています。今後阪神チケットの転売ヤーへの捜査は拡大する可能性もあります」(地元記者)
球団は18日、AとB子の逮捕を受け、公式SNSで、
〈このたび、転売仲介サイトにて当球団ホームゲームのチケット不正転売行為が確認されたため、この者たちに対して「試合観戦契約約款」並びに阪神タイガース公式ファンクラブ2026年会員規約に則り、阪神タイガース公式ファンクラブ会員資格取消し処分を行いました。〉
と発表。
また、阪神のチケットの不正転売は、
〈1年以下の拘禁刑もしくは100万円以下の罰金、またはその両方が科されることがあります〉
と警告した。
いちファンとして入ったファンクラブ会員の特典でチケットを買った可能性もあるAは、応援していた球団が禁じるチケットの高額転売に関与したとして、母親とともに逮捕された。「転売ヤー」という虚業は違法行為であることをきちんと認識するべきだろう。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班













