「子どもは『ユニバに行きたい』とは言うけど『ジャングリアに行きたい』とは言わない」
「そもそも、沖縄の人でジャングリアに行ったことがある人って、そんなに多くないと思いますよ」
「パワーバカンス」と銘打ち、世界自然遺産「やんばる」の大自然を舞台とした非日常体験ができる、との触れ込みで開業した「ジャングリア沖縄」。開業前から派手なプロモーションを仕掛け、全国ニュースでも取り上げられるほどの話題を呼んだ。
ただ、開業直後からアトラクションの待ち時間の長さや暑さ対策の不備など、さまざまな問題が噴出し、先行きを不安視する声が絶えなかった。オープンから1年が経ち、地元での浸透度を調べようと集英社オンラインが取材した県民が一様に漏らしたのが、冒頭の所感である。
「広告やCMを盛りすぎたんじゃないかと思います」
こう語るのは、本島南部・浦添市在住の30代女性。自身は来園していないものの、子どもがパークを体験したという。
ジャングリアの運営会社「ジャパンエンターテイメント」は昨年12月から2月まで県民限定で大人1人につき、同伴の4歳~中学生までの子ども1人を無料で招待するキャンペーンを実施した。
県内企業などと連携し、沖縄の社会・観光課題の解決を目指して実施する「おきなわ未来づくりプログラム」の一環の取り組みとされるが、県内の子どもたちに向けてパークの認知度を上げたい思惑も透けて見える。
ただ、訪れた子どもたちがリピーターになるかといえば、雲行きは怪しくなってくる。
「人気がなくて並ばずに(アトラクションに)乗れるのはいいらしいけど、何度も行きたいという感じではなさそう。帰ってきて聞いたのは『恐竜が急に起きた』という話ぐらい。自分から『ユニバに行きたい』と言ってくることはあっても、『ジャングリアに行きたい』とは言われたことがないんです。子どもの話を聞いたら私もいいかなって…」(前出の女性)













