約3500枚を転売、売上4200万円…逮捕された住職の息子の素顔

兵庫県警は10月15日にAとB子を逮捕したと、発表した。2⼈の逮捕容疑は2026年3〜4⽉に共謀して、阪神戦のチケット12枚を約2万8000円で仕入れ、転売サイトを通じて3人に計約6万2000円で不正転売した疑い。2人とも逮捕容疑を認めているという。

「1枚約1900円のチケット5枚を、それぞれ約1万2000円(1枚当たり約2400円)と約3万5000円(1枚当たり約7000円)で、1枚約4400円のチケットを2枚で約1万5000円(1枚当たり約7500円)で、それぞれ転売したというのが逮捕容疑です。

このほかにサイトのアカウント記録を見ると、母子は2019年ごろから阪神戦をはじめとするプロ野球の試合やコンサートのチケットを約3500枚売っており、売り上げは約4200万円あったとみられます。ただし、これらは購入金額を確認中で、利益がいくらだったかはまだ分かりません。一部は時効にかかっている可能性もあります」と兵庫県警生活経済課は説明している。

兵庫県警察本部(撮影/集英社オンライン)
兵庫県警察本部(撮影/集英社オンライン)
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2年連続リーグ優勝するなど近年好調な阪神。本拠地甲子園球場の試合は巨人戦など対戦カードによってはプラチナチケットとなっており「兵庫県警の警察官も当然阪神ファンはいっぱいいますが、『甲子園のチケットがなかなかとれへん』という話が出ることもあります」(捜査関係者)という状態だ。

さらに阪神はシーズン内の甲子園の試合を2月に一斉に売り出すことも転売市場の“需要”につながっている可能性もあるという。

「今年も阪神は2月に、その時点で甲子園で主催予定だった全62試合の入場券を売り出しました。このチケットは『主催者の同意なく第三者に有償譲渡してはならない』とされる特定興行入場券に該当するため、チケット不正転売禁⽌法の対象になります。

ただ年間シーズンのチケットが2月に一斉に買われるため、シーズン途中で行きたくなっても買えないという状況もあります。そこに違法転売が出る余地があるのではないかとの指摘も出ています」(スポーツ紙記者)

阪神甲子園球場(撮影/集英社オンライン)
阪神甲子園球場(撮影/集英社オンライン)

約千年前の寛仁年間に開かれたとされる古寺の住職の息子だったAも、そんな阪神ファンの一人だった。疲れ切った表情で親族が事情を話す。

「Aは地元の名門私立中高から関西の有名私大に進んだ頭のいい子だったんです。でもいつの間にか大学を中退して、自分の部屋にこもってパソコンの前にずっといるような生活をしていました。母親のB子以外とはほとんど話もせず、ひきこもりみたいな感じです。

阪神? はい、Aは阪神ファンで、以前は甲子園にも応援に行ってました。最近はそれもなくなりましたけど、テレビで試合はよく見ていました。

普段はたまに散歩に出たりしてましたが、大体家にいて、本人は酒もたばこもやらないから夜に飲み歩くこともないんです。趣味もなく、高そうなものを買っていた気配もないので、お金を遣って遊びまわっていたとかでは全然ないんです」(親族)