月謝は部活動よりむしろ安くすむ
――指導者について伺います。競技人口と比例して参加希望者が多い種目には指導者の人員がかなり必要になってきます。掛川や神戸では、専門性のある指導者の確保は出来ているのでしょうか。
内田 そこはすごく工夫していて、掛川も神戸も制度設計がよくできています。従来からの人気種目、野球、サッカー、バレー、バスケなどの集団スポーツにおいて、指導者が見つからなくて、市内で 一か所しかやるところがないとなると、これは相当に不平不満が高くなる。
それらの人気の活動はとくに重点的に人材を確保して、市内の複数箇所にクラブチームが用意されています。かつて、学校の部活では、部員の多いサッカー部をボールを蹴ったことも無い顧問の先生が指導したりしていましたが、そういうことはありません。
あと文科系では、吹奏楽もそうです。バランスをしっかりと考えていて、人気が高くて希望者が多い活動は、できるだけみんなが近くでできるように市内に配置してるのが、掛川と神戸の特徴ですね。
――お金の問題、困窮家庭にとって、学校の部活というのは非常にありがたかった。義務教育の中で、学校施設が無料が使えて先生もいる。それが地域移行でどうなるのか負担を恐れる方もいます。
内田 地域移行に際しては、確かに月謝の負担が生じます。そしてその点だけを指摘してネガティブに捉えている人もいますが、では今までの部活は無料だったのかという問いを皆さん持っていないんです。
笹川スポーツ財団の調査では運動部平均で年間 5万円かかっているというということです。そういう点では部活でも月間で 4000円ぐらい登録料や部費や試合の参加料を払ってるわけです。
コベカツは、そもそもの月謝の平均が 3200円ぐらいです。しかも 1500円は市で負担するし、さらには困窮世帯には3000円分持つという形をとっています。これは自治体としてよく頑張ったと思います。各自治体がどこまで予算を立てるかに左右されますが、ぜひともこれまでの部活動よりも負担がおおきくならないよう取り組んでほしいです。
ただし、これまでも野球や吹奏楽は特にお金がかかってきました。自治体として、野球にだけお金を回すってわけにもいかないところもあって、これは難しい課題ですね。













