「仕切り屋っていうか…きちっとしてるところがありました」

瀬尾会長の会見翌日に札幌市中心部の事務所を訪ねると、5人の職員が鳴り続く電話の対応に追われていた。

「会見の後、昨日今日で(抗議電話は)50件ぐらいですかね。『泥棒』とか『カネ返せ』とか、もうかなり汚い言葉で。まあそう思うのは世間一般的には当たり前なのかなとは思いますね」

北海道共同募金会
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そう話すのはA氏の後任のB事務局長。使途不明金額が今になって増えた理由をこう説明した。

「助成金を3月に払う段階になって、あるべき残高と実際の残高が大きく違っていて、それが先に出ている(6月15日の会見で明らかにした)1億8000万円という数字です。その時は決算も終了していなくて、ないお金(の規模)を出さざるを得なかったのです。

その後決算を今やってます。本当は6月に決算が終わるはずでしたが、国税に押収された通帳のコピーなどの必要なものが取れるようになったので決算作業を会計士にやってもらい、さらに7000万円がないと8月下旬に分かりました。いろいろ仕訳した結果、2億5000万円という数字が出たということです。

何に使われたかですか? それがいま第三者委員会で調べてもらうことになっていて、分かっていません」(B事務局長)

大きな謎として浮上しているのが2億5000万円ものカネが消えた先だ。A氏の生活についてB事務局長は、ブランド物を持ったり夜の街に足しげく通ったりしている気配はまったく感じなかったという。

A氏の上司だった天羽啓前常務理事も「(A氏は)お酒はそんな飲まないと思います。 趣味はわからないですね。最近はアルファードに乗ってました。別に派手になったなとか、そういうわけではないです」と言い、A氏が何かに投資しているという話も聞いたことはないという。

「(A氏は)身なりはちゃんとしてました、派手っていうほどではないと思います。僕なんか上司で年齢も上ですが、服装のことでだらしないんで『ピチっとしろ。いつお客さんが来るか分からないんだから』って怒られたこともあります。仕切り屋っていうか、きちっとしてるところがありました」(天羽氏)

北海道共同募金会の助成事業(同会HP) 
北海道共同募金会の助成事業(同会HP)