保護者を悩ませる「自由研究」…一方で「宿題に出てない」という声も

夏休みも残りわずかとなり、宿題に追われる小学生も少なくないだろう。なかでも「自由研究」は保護者のサポートが必要となるケースも多く、Xではこんな声も上がっている。

〈自由研究と言っても、なんだかんだ親の手伝い必要〉
〈夏休みの自由研究、あれ本当に子どものためになってるのかな〉

自由研究とは、児童生徒の興味や関心のあるテーマについて調べたり、観察や実験、制作などを行ったりする学習で、その名の通り、テーマは自由だ。

定番とも言える「スライム」づくりや「ガチャガチャ」の工作から、大人顔負けの本格的な内容に仕上げたものまで、SNSには多様な事例が見られる。

写真はイメージです(写真/PhotoAC)
写真はイメージです(写真/PhotoAC)
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一方、自由研究が宿題として出されていない家庭もある。都内で小学2年生の子どもを育てる保護者はこう話す。

「うちの子は自由研究の宿題は出てないようです。タブレットのドリル学習が大量に出ていて、あとは絵日記と、読書が『目標10冊』です」

そもそも、自由研究の宿題はどの程度の小学生に課されているのだろうか?

株式会社学研ホールディングスの調査・研究機関である学研教育総合研究所は、幼児、小学生、中学生、高校生を対象とした大規模アンケート調査を実施している。

その中で、小学生を対象に日常生活や学習について調査した結果をまとめた「小学生白書2025」によれば、夏休みの宿題の状況について、自由研究を「みんながやらなければいけなかった」と回答した小学生は34.2%だった(学研教育総合研究所「幼児・小学生・中学生・高校生白書2025」/株式会社学研ホールディングス 学研教育総合研究所「幼児・小学生・中学生・高校生白書 幼児・小学生・中学生・高校生の学習・学校生活に関する調査」2025年)。

夏休みの宿題で自由研究が「必須だった」と回答したのは約3割にとどまった(出典/学研教育総合研究所「幼児・小学生・中学生・高校生白書2025」)
夏休みの宿題で自由研究が「必須だった」と回答したのは約3割にとどまった(出典/学研教育総合研究所「幼児・小学生・中学生・高校生白書2025」)

一方、同調査で自由研究が「任意だった」と回答した小学生は計45.4%で、「必須だった」の34.2%を上回った。自由研究そのものが宿題から姿を消しているわけではないが、「全員が必ず取り組む宿題」ではなく、任意の課題として扱われるケースが多いことが分かる。