「うちの子は保育園でも小学校でも一度もラジオ体操をやったことがない」
「子どもがラジオ体操を一度も経験したことがない」と話すのは、小学生の子どもを育てる40代の母親だ。
「私自身は子どもの頃、夏休みにラジオ体操へ行った記憶があります。お菓子をもらえるのがうれしかったですね。ただ、うちの子は保育園でも小学校でも一度もラジオ体操をやったことがないと言います。運動会の準備体操も、児童が振付をしたダンスを準備運動としてみんなでやっていました」
ラジオ体操のはじまりは、旧逓信省簡易保険局が1928年に制定した「国民保健体操」にまでさかのぼる。戦後に現在の形へと改められ、学校や職場、地域社会に広く浸透してきた。しかし、少子化や地域活動の縮小などを背景に、ラジオ体操を取り巻く環境は変化。中でも子どもたちのラジオ体操離れが顕著になっている。
一般財団法人簡易保険加入者協会が令和2年度に実施した「小学校におけるラジオ体操の実態調査」によれば、「ラジオ体操を実施している」と回答した小学校は全体の63.2%で、16年前の調査時から10ポイント以上実施率が下がったことが明らかになった。













