コミケに広がる消臭の輪
これまで株式会社ワカヤマが独自の取り組みを続けてきたコミケのニオイ問題だが、近年はほかの企業も注目するテーマになりつつある。今年はP&Gジャパンの「ファブリーズ」もコミケに初出展し、「推し活アイテム消臭所」を設置した。
来場者が持参した、ぬいぐるみやバッグなどの洗いにくい推し活アイテムに、「金のファブリーズ」を吹きかけ、除菌・消臭を体験できるコーナーだ。
出展の狙いについて、ファブリーズの担当者はこう語る。
「もともとファブリーズは、スポーツシーンにおけるニオイの悩みにも着目してきました。汗をかきやすいスポーツと同様に、推し活とも親和性が高いと考え、推し活を楽しむ方々をサポートしたいと考えました。その象徴的な場として、コミケへの出展に至りました」(ファブリーズ 広報担当)
今年のコミケでも、人が密集するエリアや行列の周辺では、汗のニオイを感じる場面があった。一方で、参加者自身が事前対策を講じ、企業も消臭を通じた企画を展開している。来場者と企業がそれぞれの立場で取り組む「消臭の輪」が広がれば、誰もがより快適に楽しめる会場づくりにつながるかもしれない。
取材・文/福永太朗 写真/石田壮一












