気づきの好循環を生む3ステップ

感情に気づくための具体的なステップは3つあります。

ひとつ目は、体のサインを探すこと。

心の変化は体に表れます。指先が震える、肩がこわばる、呼吸が浅い、顔が熱い、などなど。まずは、こうした体に表れるサインに注意を向けることから始めましょう。

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2つ目に、感情に名前をつけることです。

「イライラ」「不安」「ワクワク」など、感情を言語化して、自分のなかでラベルを貼るだけで、冷静かつ客観的に、そうした感情を抱いている自分を扱えるようになります。

3つ目は、言葉にすること。

「いま、私はちょっと焦っているな」と口にするだけでも、自分を落ち着かせられます。チームで共有できれば、相互理解も深まります。

この「感情に気づくための3ステップ」を身につけると、自分の感情に的確に気づけるようになります。

そして、ここからが大事なポイントです。気づきには「好循環」があります。

気づく→行動が変わる→周囲の反応が変わる→さらに気づく

このループに入った人は、短期間で驚くほど印象が変わります。「なぜか好かれる人」は、この好循環のなかに自然と身を置いている人のことだと言ってもいいでしょう。

あなたが最初に気づくべきは、相手の変化ではありません。まずは自分のなかにある感情に気づくこと。それが、「気づく力」を育てるための第一歩です。

〈これだけ〉
自分のなかの感情について、自分で気づいて把握していないと、相手のそれもどんなものか想像できず変化やサインに気づけない。自分のなかにある感情に気づき、見つけて、把握しよう。

文/白石慶次 写真/shutterstock

「好かれる人」のこれだけ いつも選ばれる人に変わる非認知能力のトリセツ
白石 慶次
「好かれる人」のこれだけ いつも選ばれる人に変わる非認知能力のトリセツ
2026/8/10
1870円(税込)
272ページ
ISBN: 978-4799114377
悪い人ではないのに、なぜか人との距離が縮まらない。
頑張っているのに、なぜか評価されない。

そんな悩みの原因は、性格やスキルではなく、「自分が思っている自分」と「相手に見えている自分」のズレにあるのかもしれません。
そのズレに気づかないまま頑張り続けると、努力しているのに伝わらない、悪気はないのに誤解される、なぜか周囲から選ばれない、という状態が続いてしまいます。

非認知能力とは、学歴やIQでは測れない「信頼される力」や「一緒にいたくなる力」などの見えない力のこと。
実は、私たちの身の回りでたまに見かける「なぜか、いつも好かれる人」たちは、この「見えない力」を無意識に使い、人との関係を自然に整えています。

本書は、「感じのいい人になりましょう」「気遣いができる人になりましょう」といった、表面的な振る舞いを教える本ではありません。
「好かれる」とは、媚びることでも、自分を抑えて相手に合わせることでもありません。
相手に誤解されず、安心して関われる人になることです。

20年以上にわたり、5,000名以上の人材育成やコミュニケーション・スキル研修に携わり、Apple Podcastビジネスランキング第1位を獲得したPodcast番組『学校では教えてくれない“見えない力”の授業~大人の非認知能力~』のパーソナリティも務める著者が、好かれる人がこっそり使っている「見えない3つの力」を、誰でも日常で使える習慣として解説します。

読み終える頃には、自分がなぜ誤解されていたのか、どうすれば人との距離を縮められるのかが見えてくるはずです。
「頑張っているのに伝わらない」を終わらせ、職場でもプライベートでも「好かれる」「選ばれる」「また会いたいと思われる」人へと変わるための一歩を、この本から始めてみてください。
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