「ダサいことはしたくない」
—なるほど。テンション高いのは、深いコミュニケーションをさせないための防御壁。
別にどっちがいいとかどっちが悪いとかいう話でもないんですけどね。
—佐々木さんは、自分の明るさが野球部の中だけのものだったとわかって、ショックはなかったですか?
うーん…NSCに入ってあんまり馴染めなかったりとか、大学でも思い描いてたようなキャンパスライフみたいな生活が送れなかった時に、「あれ?」みたいな感じは……ありましたね。でも家でゲームしてるのも楽しかったんですよ。
だから自分はそっちが好きでやってるんだっていうほうにマインドを持っていくというか。別に充実しているわけではないけど「俺、毎日家でゲームするの好きだし」みたいな感覚だったかもしれないですね。
—やっぱりその……生き方が上手ですよね。
あ、そうですか(笑)。
—そうした自分自身と折り合いをつけて生きるヒントをお持ちだと思いますが、佐々木さんが一番大事にしていることというか、これだけは絶対手放さないみたいに考えていることを教えていただけますか。
考え方、ですか。なんだろうな。でもあんま、ダサいことはしたくないなみたいな感覚ですかね。他の芸人とかが見て「最近エバースダサいな」みたいに思われるようなことはしないようにしようとは思ってるかもしれない。
—例えばどういうことがダサいですか。
たとえば、単独ライブやって自分たちのM-1のネタをいじったりとかして、それで配信の視聴数を伸ばそうとしたりとかは、ダセーなっていう感覚です。別にそれやってる他の芸人に対してダセーとは思わないですけど、自分たちがやるのはダサいかなっていう感覚ですかね。
—エバースというコンビだと、そういうのはちょっと違う。
そうですね。あと、なんだろうな、『相席食堂』のロケはM-1決勝に行ったら(王者を除くファイナリストが)みんな出るロケ企画があるじゃないですか。『相席食堂』のために、普段やんないような無理したボケ方するとか、そういうのもなんか恥ずいというか。
いや、普段からそういうことをしている人、それこそ(真空ジェシカ)川北さんとかは普段からあれだから違和感ないじゃないですか。でもそういうのを見て「こういうことやんなきゃ」みたいな感じで、無理して小道具を準備してボケてたりとかするとき、きついなと思うんですよ。
仕込んで、どっちかが坊主になってるとか、そういうのはやんないようにしようみたいな感覚ですかね。なるべく自然体で。













