「最高の夏休みを過ごすことができた」

マネージャーを含めて女子部員が在籍したことのなかった仙台育英高校野球部(硬式、以下同)。創部96年の慣例を破り、ユニフォーム姿でともに戦うだけでなく、ノックやデータ分析までこなして3年間、健気にチームを支えた星よつはさん。

当然、世間が彼女を放っておくわけもなく、各メディアが大きく取り上げ、SNSでは「仙台育英のマネージャーが可愛すぎると話題に」というショート動画が210万再生(9月上旬時点)となるなど大バズリ。

父は同じ仙台育英高校野球部出身で、巨人や西武でもプレイした元プロ野球選手の星孝典氏。物心ついた頃から身近に野球があったよつはさんは、今夏の甲子園でアイコン的存在になった。最後の夏を終えて学生生活に戻った彼女は今……?

――夏の甲子園、おつかれさまでした。夏の甲子園が終わって2学期が始まったかと思います。現在はどのような学校生活を送られてますか?

部室で取材に応じる星よつはさん。敗戦後、泣きながら集めた甲子園の土はお世話になった人たちへ配り、残りは自分の部屋に飾っているという
部室で取材に応じる星よつはさん。敗戦後、泣きながら集めた甲子園の土はお世話になった人たちへ配り、残りは自分の部屋に飾っているという
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星よつは(以下、同) 夏の大会が終わってひと区切りではありますが、自分たち3年生は大学や社会人でも野球を続ける生徒が多く、引退という概念がないんです。授業は少し増えましたが、練習は今までどおりやってます。

――改めて今夏の仙台育英の戦いぶりを振り返っていただけますか。

やっぱり夢の舞台だったなと思います。2年連続で出場できること自体すごく難しいことだし、その中で去年3回戦敗退だったのが、今年は準々決勝まで進んであの甲子園で4試合も戦うことができた。

もちろん日本一を目指していたので悔しい結果になってしまったけど、部員全員が最高の夏休みを過ごすことができたと思います。

ノックをするよつはさん(写真/本人提供)
ノックをするよつはさん(写真/本人提供)

――今年の仙台育英はどんなチームだった?

須江(航)監督は「勝敗は細部に宿る」、つまり私生活の過ごし方や食事の管理といった野球の技術以外の細かい部分、人間としての生き方、成長が勝敗を分けるとよくおっしゃられていて、それが「日本一からの招待」というチームスローガンにもなっています。

今年のチームは春の選抜の出場を逃し、きつい冬場に目標を見失って部員同士がぶつかる場面もありましたが、最終的には監督が目指すようなチームになれたんじゃないかと思います。