維新から初入閣した中司氏には有罪判決の過去
高市早苗総理は今回、側近の木原稔官房長官をはじめ、片山さつき財務相や小泉進次郎防衛相など8人の閣僚を留任させた。その半面、来年の自民党総裁選へ出馬するとみられる林芳正氏は総務相から閣外というかたちになった。
「新閣僚は、総務官僚出身の藤井比早之氏が総務大臣に起用。また国交省出身の井林辰憲氏を国交大臣に起用し、元検察官の山下貴司氏を法務相として再登板させたりと、官僚出身者の登用が目立った。
一方で、裏金事件に関与した旧安倍派出身の簗和生氏が農水相、関芳弘氏が文科相にそれぞれ起用されました」(自民党関係者)
連立パートナーの日本維新の会からの“初入閣”について、馬場伸幸前共同代表や、藤田文武共同代表の名前が挙がっていたが、結局、規制改革担当相として起用されたのは中司宏氏だった。
「馬場氏は週刊文春と裁判中。一方の藤田氏は、今のポジションまで引き上げてくれた恩人の馬場氏を差し置いて入閣するのは都合が悪い。棚ぼた的に、中司氏にお鉢が回ってきたと言われています。
しかし、中司氏には枚方市長時代に談合事件で逮捕・起訴され、その後、有罪判決を受けた過去がある」(同前)
さらに深刻なのは、自民党の新役員人事だ。豊富な野党人脈を誇る実力者・石井準一参院幹事長が事実上の更迭をされたのだ。
「高市総理は先の国会で、3月末までに今年度予算を成立させたがっていた。しかし、いまだ少数与党状態にある参院では、強引な国会運営は許されず、審議時間の確保や高市総理の出席など、野党への配慮も必要になってくる。一連の経緯の中で 、国会への出席を嫌う高市総理が石井氏を問題視しはじめたとされます。
結局、総選挙を2月に行なったこともあり、予算成立は4月にズレこんだ。とはいえ、政府提出法案はすべて通せたわけですし、石井氏としては、むしろ参院の少数与党状態の中で奮闘し、感謝されこそすれ恨まれる筋合いはないという感じだった。
それでも、国会改革を謳う高市総理に対しては、『結局は自分が国会に出席したくないだけ』との見方も根強いです」(自民党ベテラン参院議員)












