日本人男性の食生活の課題のひとつは、野菜摂取量の不足
本人が紹介したメニューは、玄米、ブロッコリー、大豆ハンバーグ、ビーツ、トマト。さらに関連するおすすめ食材として、オリーブオイル、納豆、青魚なども挙げられている。
名前のインパクトは強いが、栄養学的に見ると、これは“即効性のある媚薬”というより、血管・代謝・抗酸化を意識したかなり堅実な健康食に近い。
まず注目したいのは、玄米とブロッコリー、ビーツ、トマトによる食物繊維とカリウムの補給だ。日本人男性の食生活では、野菜摂取量の不足が長年の課題になっている。
厚生労働省の令和5年国民健康・栄養調査でも、20歳以上の野菜摂取量は平均256.0gで、目安とされる1日350gには届いていない。
とくに男性では直近10年間で有意に減少しており、外食や加工食品に偏りがちな人ほど、ブロッコリーやトマトをまとめて食べる意味は大きい。
しみけんさんが20年以上食べ続けているという一食のメニューを一般的な量で見積もると、玄米ご飯150g、ブロッコリー80〜100g、ビーツ50g、トマト100g、大豆ハンバーグ100g前後で、エネルギーはおよそ500〜650kcal。
たんぱく質は20〜30g、食物繊維は10g前後、カリウムは1000mg以上を狙える構成になる。
これは、日本人成人男性が不足しやすい食物繊維、カリウム、マグネシウムを一食で底上げする内容だ。白米中心の食事に比べ、玄米は食物繊維やマグネシウムを増やしやすく、血糖値の急上昇を抑える面でも有利だ。
実際、男性機能を支える可能性のある栄養構成との関係で鍵になるのは、血流である。男性が勃起する際には心理面だけでなく、血管内皮機能や一酸化窒素、血糖・血圧・脂質代謝の影響を受ける。ビーツは硝酸塩を含む食材として知られ、体内で一酸化窒素産生に関わる可能性がある。
トマトのリコピン、ブロッコリーのビタミンCや葉酸、青魚のEPA・DHA、オリーブオイルの不飽和脂肪酸は、いずれも血管や抗酸化を意識した食材選びとして理にかなっている。納豆を加えれば、植物性たんぱく質、食物繊維、発酵食品としての強みもある。













