「大麻やコカインの売人をしていたと被告人は話していました」
母は内田被告が事件の容疑者として逮捕され、約2ヶ月後に面会できるようになってからは連日留置房や拘置所に通ったという。内田被告は毎日ノートをつけ、現在は15冊分を母が自宅で管理しているという。弁護人にノートの内容を問われ、母はこう答えた。
「日々の出来事だったり、Aさんやご遺族の方への反省や想いが書かれていました。Aさんに対しては、『とても怖い思いをさせたり、痛い思いをさせたり、苦しい思いをさせたり、裸にさせて暴力をふるったり、土下座させたり、Aさんは何回も謝ってくれたのに自分はAさんに謝れていない』とか、『いま私は毎日(お母さんに)面会できるけど、Aさんは大好きな家族に会うこともできない、全て梨瑚が奪った』とか」
ここで、内田被告の涙腺の堰が切れた。手元のティッシュペーパーで涙を拭い、鼻をかむ音が法廷に響いた。
続いて検察側の反対尋問が行われ、この中で母親は、内田被告が中学生時代にいじめた女の子の保護者から要求されて謝罪文を書いたが、本人は「いじめたつもりはない」と主張していたことなどを明らかにした。
高校時代は学校で電子タバコを吸っていたのがバレて停学になったり、飲酒についても薄々気がついていたという。
そして、検察官はこう尋ねた。
「大麻やコカインの売人をしていたと被告人は話していましたが、知らなかったのですか?」
<はい>
「大麻やコカインを使用していたことは?」
<大麻を吸ったことがあるというのは聞いたことがあります>
検察官は入手経路についても聞いたが、母親は未確認だと答えた。












