チャットGPTに相談し匿名で相談できると教えられた児童相談所に電話

酒にまつわる噂と子煩悩という評価。阿部氏はなぜ騒動を引き起こしてしまったのか。26日昼前、報道陣の前に現れた阿部氏は、

「伝統ある巨人軍という監督の名も汚(けが)してしまって、とても深く謝罪したい気持ちでいっぱいでございます。このような形で皆様謝罪できること、感謝しております。本当に申し訳ありませんでした」

とうつろな目で謝罪を口にすると深々と一礼した。

隣に立った弁護士が読み上げた長女のコメントによれば、長女は阿部氏とこのような大掛かりな喧嘩になったのは初めてで、チャットGPTに相談し匿名で相談できると教えられた児童相談所に電話をしたという。

長女はコメントで、

「どのようにすれば(いいか)わからないという内容を児童相談所の職員に相談させていただいたにも関わらず、どうしたらいいかといった私自身の意向が聞かれることはなく、警察に通報されるという形になってしまいました。警察が来て1番驚いているのは自分自身ですし父が警察に連行された姿を見て、目前で私は泣き崩れてしまいました」

と綴り、父親の逮捕に至った児童相談所の今回の対応は本意ではないことをうかがわせた。

児童相談所は原則的に対象者を18歳未満としており、長女が18歳だったことが警察への通報につながった可能性もある。

殴るけるなどはされていないし自分にけがはなく、父との関係は普段から良好で「既に仲直りをしております」と強調する長女のコメントの読み上げの後、記者の質問を受けた阿部氏は離れることになったチームへのメッセージを聞かれると一気に感情が込み上げたのか「いやあ…」と口にした後しばらく言葉が続かなくなった。

「すいません…、こういう形で…、去るってことは、本当に、ご迷惑をかけてるなと、思います…」(阿部氏)

涙を流す阿部監督(写真/共同通信社)
涙を流す阿部監督(写真/共同通信社)
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24時間前までは想像もできなかった事態に心の整理がつかないのか、呆然としながら涙をポロポロとこぼした。

「チームの誰かと話したか」と聞かれると、26日の試合から指揮を執る橋上秀樹・オフェンスチーフコーチとは話したと言いながら、

「もうなんて言っていいかわかんなかったんで…。ごめんなさい」

と唇をかみしめた。

家族の間でも暴力が許されないことはいうまでもない。有名選手もその例外ではないが、プロ野球の一時代を支えた“ヒーロー”がこのような形でユニフォームを脱ぐことは球界に球界に波紋を広げそうだ。

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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班