芸歴30年は「耐えたーー!」の一言に尽きる
――今年、芸歴30年、50歳を迎えることへの率直なお気持ちをお聞かせください。
まちゃまちゃ(以下、同) とにかく「耐えたーー!」の一言っすね。
――芸歴30年の中で、一番しんどかった時期は?
『エンタの神様』でブレイクする直前ですね。そのときは、芸人は続けたいけど、もう吉本興業は辞めようかなって思ってました。
――そもそも『エンタの神様』に出演するきっかけは?
当時、中野のキャバクラで、コントに使うパッサパサの金髪ヅラかぶって働いてたんですよね。で、『ルミネtheよしもと』の舞台で、そこの同僚のキャバ嬢の悪口を10分間ずーっと言い続けるっていうネタを披露したんです。私、普段から「はぁ⁉」ってよく言うんですけど、その一言をプロデューサーが拾ってくれて、「それネタにできない?」って言われたんです。
――そこからスムーズに『エンタの神様』出演に至ったんですか?
それが全然スムーズじゃなくて(笑)。“摩邪”にたどり着く前に、ヤンキーの特攻服で収録行ったら、そのままお蔵入りになってしまって。で、そこから1年間、出演もできないまま週1の打ち合わせだけが続くわけです。もうネタなんか出てこねぇんですよ。新橋のベンチに座って、「サラリーマンのネタ落ちてねえかな」って、白紙のルーズリーフ持って、打ち合わせギリギリまでひねり出そうとして。
――芸歴30年の中で、一番きつかったのはその時期ですか?
そうですね。打ち合わせして「ルミネでエンタのネタやってみてください」ってなって、『エンタ』の収録の直前に一回だけ、普段と違うスタイルでやったら、そのときだけ点数めっちゃ低くて。今まで良かったのに、その一回でレギュラーから「ゴングショー形式」(制限時間内にネタを披露し、観客の反応などで合否を決める形式)のオーディション組に降格っすよ。「はぁ⁉」って感じですよね。
――それはかなりショックですね。
当時の『エンタの神様』って、出られるかどうかで人生変わるレベルの番組だと思っていたので。だから余計に、「会社はこれまでやってきたこと、全然見てねぇじゃん」ってガッカリして…。正直、「もうやってる意味ねぇな」って思いましたね。













