ブームになった『摩邪』誕生秘話

――その“どん底”から、どう這い上がったんですか?

当時、ペナルティさんのイベントに出させてもらってたんですけど、ゴングショーに降格したらもう呼ばれなくなるんですよ。で、そのときワッキーさんが「俺、今ちょっと光が見えてるからさ、もしうまくいったら絶対お前のこと引っ張るから」って言ってくれて。その一言はデカかったっすね。

あとは「このままゴングショーで終わるわけにはいかねぇ」っていう意地もあって。だから「レギュラー戻って、イベント一回出たら辞めよ」って決めた、そのタイミングで『エンタの神様』の出演が決まったんですよ。ほんと、人生わかんねぇなって思いましたね。

――奇跡的なタイミングですね!『エンタ』出演時、ブームとなった『摩邪』誕生のきっかけは?

あの見た目、別に狙ってやったわけじゃないんですよ。オレンジとか緑の髪色も、刈り上げも、完全に趣味なんっすよ。それで、もともと地元がヤンキー口調みたいな感じもあって(笑)、収録ギリギリでディレクターが急に「プロレスどう⁉」って言いだして。

たぶん「刈り上げ=女子プロ=極悪同盟」みたいな発想だったんでしょうね。当時、ブル中野さんに間違われることも多かったし(笑)。そのプロレスをフックにしたことで、今までのネタが一気にやりやすくなって、「これならハマるわ」っていう形になったんです。

――ちなみにプロレスはもともと好きだったんですか?

女子プロはめちゃくちゃ好きでした。むしろやりたいくらい。子どもの頃、大好きだった「クラッシュ・ギャルズ」の長与千種さんが敗者髪切りマッチで丸刈りにされたとき、学校に行けないぐらいショックで。今なら「坊主の何が悪いんだよ」って思うけど(笑)。

――毒のあるネタのアイディアは、普段の生活の中から拾っていたんですか?

完全に日常ですねぇ。揚げ足取りっていうか、普段から思ってることそのまま口に出してるだけ。客席で見てた友達にも「呑んでるときのお前じゃん」って言われるぐらい。私、普段から愚痴も悪口もめちゃくちゃ言うんで(笑)。そのスピード感でポンポン出てくるのがすごいって周りにも言われることもあって、それで笑ってもらえるのが気持ちいいんですよね。

プロレスラー風キャラクター“摩邪”の毒舌ネタでブレイクしたまちゃまちゃさん
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