新しいことを学ぶ力を伸ばす練習

これらの言葉を暗唱できたら、日々の読み物の中から言葉を選んで新しいリストをつくってください。暗唱できた言葉はリストから消し、他の言葉に置き換えていきます。

中には、逆から暗唱するのが難しい言葉もあるでしょう。どんなにがんばっても、できないかもしれません。ですが、がっかりしないでください。目的は人と競いあうことではなく、自分の短期記憶の強化です。読書中に興味深い言葉に出合ったら、逆から暗唱してみてください。もしうまくできなければ、その言葉を練習用リストに加えてつねにアップデートしましょう。

次の練習は、新しいことを学ぶ力を伸ばすためのものです。まず、無関係な言葉を4つ選んで書きます。たとえば、「赤」「忠誠」「水仙」「眼鏡」などがいいでしょう。これらの言葉を15秒間じっと見てから、脇にどけます。タイマーのアラームを5分にセットして(わたしは動きやすいように腕時計のタイマーを使っています)、他の作業を続けます。その作業がどんなものであれ、完全に集中してください。

写真はイメージです 写真/Shutterstock
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いちばん大事なのは、先の言葉をけっして復唱しないことです。アラームが鳴ったら、どんな順番でもいいので4つの言葉を思い出してください。

それから、言葉を変えます。たとえば、「笛」「図書館」「針」「勇気」にしてみましょう。タイマーを30分にセットして他の作業を続けます。アラームが鳴ったら思い出してみてください。うまくできたら、言葉の数と時間を増やしていきます。10個の言葉を数時間後に思い出せるようになるまで続けてください。

この練習では、言葉を関連づけようとしないことが大切です。たとえば、「針」で指を刺した後に「図書館」で「笛」を吹くのは「勇気」がいる、というような文をつくらず、単純に覚えてください。