テーマパークのアトラクションのような見た目
体験ブースに設置されたミライ人間洗濯機は、“ミライ“とついているだけあって、さながらテーマパークのアトラクションのような見た目をしていた。
全長は約2m45㎝で幅が1m15cm。幅だけなら平均の浴槽よりも短めではあるものの、長さはセンサーやプロジェクターがついている都合上長めだった。本体重量は約450kgでそこに、350Lの水が加わるため、およそ800㎏に及ぶ。
今回の体験に必要な条件としては、
・身長120cm以上200cm未満の方
・体重90㎏未満の方
・閉所恐怖症でない方
であること等が求められる。装置内部の座席に着座できなくてはならず、ハッチを閉めると上部の通気口以外は閉じ切った空間になる(何かあった場合は内部の緊急停止スイッチを押せば脱出可能)という都合からこのようなルールを設けているのだという。
いざ案内に従って骨伝導イヤホンを装着して椅子に座る。ハッチが閉まり映像と音声が流れ始めた。緊張の一瞬である。
イヤホンを通じて、プログラムの案内が聞こえ、画面には後述の心電図の測定を行なっている画面が映る。まずは下半身のところまでお湯が張られた。温かい。洗剤は使っていないが、開発元のサイエンス社が誇る技術が生み出したという「泡」の作用で、お湯は白濁していた。
車の洗車のように水が噴き出すのかと思いきや、下半身はただお湯に浸かってるだけという印象だ。意外にも、特に洗われているような感覚はない。くすぐったくもない、妙な感覚だ。
しかし炭酸水のような、泡が弾ける音がずっとしていたのが印象的だった。
注水が完了すると上半身の番になった。一気に8か所のノズルからシャワーが飛び出し、ハッチの中が完全に個室のシャワー空間となる。これはイメージ通りだ。息が吸えるのか心配だったが、上に通気口があるため息苦しさはない。通気口から水が漏れているような様子もなく、その技術力に驚かされる。
勢いはあったが、くすぐったさや刺激はなく、非常に気持ちが良い。
しかし、これで本当に汚れは落ちているのか。あまりに洗練された優しい洗い心地であるため、不安になる。
実は今回、体験をするにあたり、効果を調べるためにヘアスプレーをしていった。通常ならシャンプーで丁寧に洗わないと落ちないものだったが、約3分間のシャワーに当たっている間にすっかりサラサラになった。驚きだ。
排水が終わり、身体を乾燥させる風が吹いた後、ハッチが開いた。
ここまで洗剤は全く使っていなかったのに、体験後は肌質が全体的に滑らかになった感覚があった。
すごい。しかしメンテナンスがかなり面倒くさいのでは? そう思ったが、基本的には布で乾拭きをする程度で構わないのだという。
約15分で身体の芯まで温まりながら、洗浄まで済ませられる技術にただただ驚くばかりだった。












