自分自身の存在価値そのものを守っている
心理学者のアブラハム・H・マズローは、人間の基本的欲求の1つとして「承認欲求」を挙げています。
つまり、「自分は価値ある存在だと認められたい」という欲求は、人間に生まれつき備わっているもの。そしてその存在が「否定されるかもしれない」と感じた瞬間、脳は危険信号を発します。
この信号が強くなると、人は沈黙し、距離を取り、慎重になります。
ただし、それは「弱いから」ではありません。「自分には価値がある」という感覚を、必死で守ろうとする本能的な防衛なのです。
人見知りの人が守っているのは、単なる「評価」ではなく、自分自身の存在価値そのものだということです。
②相手との関係(繫がり)
人見知りの仮面が守っているのは、自分の価値だけではありません。
目の前の人との「繫がり」そのものを守ろうとしています。
「変なことを言って、相手を傷つけたくない」「場の空気を壊したくない」
そう感じて発言を控えるのは、自分勝手だからではありません。
人間には「所属欲求」というものが存在します。これは集団やコミュニティと繫がっていたいという根源的な欲求です。
進化心理学的にも、人類は集団で生活することで生存してきた生き物です。













