「あんまり維新を攻撃するつもりはないんですけれども…」
2024年の衆院選で小選挙区で当選した維新・梅村氏と、比例復活当選のれいわ・大石氏の2人の前職が立ちふさがる中、「大石さんは眼中にないので維新との戦いだと思っています」と杉田氏は言う。
連立相手でもある維新をどう見るのか、演説後に聞いてみた。
――大阪5区での出馬は「維新から議席を奪ってこい」と言われ送り出されたんですか?
杉田水脈(以下同) 「維新との関係は高市さんがどう考えていらっしゃるか、私はイマイチよくわかってなくてですね」
――でも「身を切る改革ではダメだ」とおっしゃった。
「あんまり維新を攻撃するつもりはないんですけれども、ただ行政マンとして感じていたことなのでそれを率直に申し上げただけです」
市役所勤務の経験に話が及ぶと、これまでに見たことのない顔をのぞかせた。
「(自分には)右翼のイメージはあるかもしれないけど、そもそも私本当に児童福祉からやってましたし、そっちのほうが自分のやりたいことでもあるので、やっとそういうことも訴えられるかなと思ってあんまり安全保障とかの話はせずに、そっちの話をさせていただいてます」(杉田氏)
イメージを変えるつもりなのかどうかはうかがえないが、落下傘で降り立つ選挙区が大阪5区になった事情をたずねると、こんな話も飛び出した。
「なんで(大阪5区か)っていうのは言われてないです。ただ、ぶっちゃけた話『杉田はキワモノやからここに立てたら話題になるぞ』って言われたこともあります。だいぶ前ですけどね(笑)。
やっぱり今回は公明さんとの連立が外れて、公明の(候補がこれまで出ていた)選挙区にも自民党が立てるってなったという意味では非常に象徴的なところなんじゃないかと思います」(杉田氏)
公明と立憲民主党が一緒になった中道改革連合は、大阪5区で候補者擁立を見送った。
自民党票の後押しがなければ、維新に勝つ見込みはないとサジを投げたのか。最大野党の本気度に疑いを持たせる大阪5区の「奇妙な選挙構図」は杉田氏の立候補でさらに際立つことになった。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班













