最も影響を受ける”コンベア”

①コンテンツ(Contents)……情報そのもの、つまり「何を伝えるか」という中身のこ
とです。

②コンテナ(Container)……コンテンツを収める「器」のことです。つまり、コンテン
ツがどのようにパッケージされているかを指します。例えば、芸能人の不倫スキャンダルというコンテンツならば、それは雑誌『週刊文春』の誌面の記事かもしれません。

③コンベア(Conveyor)……コンテンツをユーザーに届ける「手段」のことです。これは、コンテンツの流通経路を指します。

この「3つのC」の中で、最も時代の波に大きく飲み込まれ、影響を受けているのはコンテナとコンベアです。

この10年で、私たちはその変化を目の当たりにしてきました。かつてコンビニの棚を賑わせていた雑誌コーナーは縮小し、多くの雑誌が物理的に姿を消しました。これは、情報伝達のコンテナが「紙」から「デジタル」へと劇的に変化したことを示しています。

それに伴い、情報を届けるコンベアも、書店という物理的な場所から、インターネット上のプラットフォームへと移行しました。

「興味深い情報そのもの」を求めていることに変わりはない

「食いっぱぐれることはない」AI時代にないと死ぬ4つのスキルは「言語化力」「データ力」そして…売れる文章の作り方を名物編集者がぶっちゃける_2

経済誌『週刊ダイヤモンド』などの雑誌が、今やウェブやデジタル版を主戦場としています。紙媒体を制作してきた私の同期の編集者たちは今も編集部に在籍し、出世していますが、彼らが手掛ける記事の多くは、もはや紙媒体ではなく、ウェブサイトやSNSといったデジタルなコンベアを通じて読者に届けられています。

しかし、その一方で、コンテンツは相変わらず好調であり、世の中から依然として強く求められています。

各ユーチューブチャンネルの登録者数は伸び続け、Xでは暴露系アカウントを含め、芸能人のスキャンダルから甲子園に出場する高校野球部の不祥事、政治家の不祥事、有名芸能人同士のサプライズ結婚まで、ニュースになると途端に多くのPVを集めます。

これは、どのコンベアやコンテナであっても、人々が「興味深い情報そのもの」を求めていることに変わりはない、という事実を示しています。