「世界最高のフリーキックを蹴る男」と内転筋

177センチメートルという決して大柄ではない体格で、強烈な存在感を示せる点については、見事というほかない。

吉田麻也選手の仲介で私と出会ったころはプレミアリーグ「サウサンプトン」の中心選手だった。

そこから3度チームを移ったが、その数年間もずっと私を専属のフィジオに指名してくれて、私もそれに応えられるように支えてきたつもりだ。

プラウシーについては、とにかくフリーキックの練習にたくさん励む印象がある。

歴代2位の記録を持っている選手なのだから当たり前かもしれないが、彼を見ていると、結局のところ世界トップレベルでも「練習が結果を司る」という厳然たる事実を痛感させられる。

しかしその結果、プラウシーほどの名手でも、身体への負担が大きくなることからは逃れられない。

私が初めて診た時期は、彼も股関節痛に悩まされていたし、触ると股関節まわりがとても「硬い」印象があった。

もう少し具体的に言うと、「股関節から内転筋にかけて、つまっているような感じ」が最大の問題だった。

ジェームズ・ウォード=プラウズ選手 写真/Shutterstock
ジェームズ・ウォード=プラウズ選手 写真/Shutterstock

カチカチになっていたのは利き足ではなかった

フリーキックの猛練習をしているのだから、利き足の右足や、右足側の股関節がつまっているのだろうと予想していた。

しかし、実際には逆だった。

ボールを蹴っていない「左足」の股関節や内転筋のほうが、とんでもなくカチカチになっていたのだ。

世界的なフリーキックの名手になると、「軸足(蹴らないほうの足)にとてつもないパワーをためて蹴っているのだな」と、感心した記憶がある。

だから私は現在も、彼を治療するときは利き足の右足以上に、軸足となっている左足の股関節まわりがスムーズに動かせるようなケアを集中的に行っている。

そして、私がサポートできない遠征試合や代表チームの合宿などの間は、彼にも内転筋の「収縮」のトリートメントをしっかりとセルフで実践してもらっている。

『世界が認めた神リカバリー』(サンマーク出版)より
『世界が認めた神リカバリー』(サンマーク出版)より
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プラウシーはとても真面目な性格なので、今でも私と約束したことをきちんと実行しているのがよくわかる。

初めて治療していた頃と比べて、内転筋がかなりの程度まで柔らかくなってきているし、股関節まわりの動きも非常にスムーズだ。

その結果には本人がいちばん驚き、喜んでいる。

世界が認めた神リカバリー
木谷 将志
世界が認めた神リカバリー
2025/11/13
1,650円(税込)
224ページ
ISBN: 978-4763140975

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「寝て休んでいるだけでは、疲れは取りきれません。
そんなときは、筋肉の“端っこ”をほぐしてあげると、
疲れが早く抜けていきます」

――本書より要約

本書は、世界最高峰のアスリートたちから
絶大な信頼を寄せられる治療家の著者が、
日本人を苦しめる「腰痛」「肩こり」「慢性的な疲れ」といった
不調を改善するセルフケアを伝えた本だ。

疲労が抜けない。
朝起きても体がだるいまま。
いつも肩や腰が重たい。
――そんな現代人の悩みの原因は
「関節の動きの悪さにある」
著者は突き止めた。

特に、身体のエンジンとも言える「股関節」
身体のハンドルとも言える「肩甲骨」をほぐすと、
一気に【疲れにくい身体】へと生まれ変わる。

さらには、そのためにほぐすべき筋肉こそが、
・腸腰筋(ちょうようきん)
・内転筋(ないてんきん)
・中臀筋(ちゅうでんきん)
という少し聞きなれない筋肉だ。

そして、彼の導き出したリカバリーの真髄は
“本当に疲れを取るには、筋肉の端っこをほぐすこと”
これを実践するだけで、
疲れがただ取れるだけでなく、
疲れが「早く抜けていく」身体になれる

本書では、吉田麻也選手も実践しているセルフケアをはじめ、
世界最高峰の「体ほぐし」を、
一般の人でもできる形にアレンジ。
ちょっとした回復習慣を取り入れることで、
集中力、睡眠の質、仕事のパフォーマンスが劇的に改善!

世界のトップアスリート絶賛の「神リカバリー」、
逆輸入の形で、ついに日本上陸!


【目次より】
第1章 なぜ疲れが関節にたまるのか [筋肉の起始・停止]
第2章 腰痛を楽にする意外な秘訣 [腸腰筋と内転筋]
第3章 股関節が身体のエンジンである [股関節と不定愁訴]
第4章 「真横にあるお尻」をほぐして腰痛退治 [中臀筋と大臀筋]
第5章 筋肉が活性化(アクティベート)すれば疲れは抜ける [収縮と随意運動]
第6章 肩こりが消える本当のほぐし方 [肩甲骨と周りの筋肉]
第7章 「足の裏」からほぐしていく [ストレッチと順序]

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