“お騒がせ”な片山大臣に文春&赤旗砲
「大臣に就任する前から予定していたもので、大臣規範には抵触しないものと考えている」
12月4日の財政・金融委員会でこう釈明したのは、片山さつき財務・金融担当相(66)である。12月1日に東京港区のホテルで開催された片山氏の政治資金パーティについて、「しんぶん赤旗」と「週刊文春」が相次いで報道。この日の国会でも追及されたのだった。
「大臣規範は、閣僚在任中に、国民の疑念を招きかねない大規模パーティを開催することを自粛するように求めています。ただ、あくまでも“規範”であることや、“大規模”の定義が曖昧な面もあり、歴代政権において形骸化してしまっている面もあります」(全国紙政治部記者)
大蔵官僚出身で、「財務省を知り尽くす」とも言われる片山氏。財務相就任以前から「私に任せてもらえれば、ガソリンの暫定税率廃止や、年収103万円の壁問題を解決するために、必要な財源を財務省に作らせる」と周囲に語っていた。
「高市内閣で、閣議決定された2025年度補正予算案での一般会計の歳出はコロナ禍以降で最大となる18兆3034億円に。ガソリンと軽油の暫定税率廃止のための財源や、お米券や電子マネーなどの物価高対策に使われる重点支援交付金の大幅な積み増しを含んだ内容でした。
“責任ある積極財政”を掲げる高市総理のこだわりが出た内容でしたが、片山氏の“豪腕ぶり”も貢献したのではないか。そんな片山氏には、参院外交防衛委員会の委員長時代に2度遅刻するなど、何かと“お騒がせ”な面もある。今回の政治資金パーティの件をはじめ、危機管理は徹底する必要があるでしょう」(同前)














