今、一番欲しいものは40万円の……
――そんな部屋の中で、特に“ここが好き”と言える場所はありますか。
うーん、全部です(笑)。
――過ごし方でいうと、どんな時間が一番しっくりくるのでしょう。
音楽を聴いて、昭和漫画を読む時間ですね。藤子・F・不二雄、手塚治虫、楳図かずお、紡木たく……。昭和の漫画ってコンプラが今より緩い分、ギャグも攻めてて、それが面白いんです。
――友人を部屋に招いたことはありますか?
あります。「博物館に来たん?」って絶対言われます。入ってすぐ「これ触ったらだめよね?」「写真撮っていい?」って(笑)。SNSに載せてくれるのも嬉しいですね。自分のコレクションは、子どもみたいなものなので。
――特に「これ何!?」と驚かれやすいアイテムはありますか。
やっぱりピンクの電話、あとはレコード、それに短冊CDも。縦長のパッケージで、みんな「こんなんあったん!?」と驚きます。
――コレクションは触られると心配になりそうですが、その点はどうでしょう。
一応大丈夫です。ただ、目を光らせてます(笑)。
――では最後に、今後この部屋をどんな空間にしていきたいか教えてください
もっと増やしたいですね。でも実家なので、荷物が届くたびに怒られるんです。だから、いつか昭和の古民家を借りて、そこに並べて暮らしたいです。夢ですね。
――今、一番ほしいものは?
ジュークボックスです。ピアノくらい大きいやつ。40万円前後で、状態も良くて、中のレコードも付いてるんです。でもそれが実家に届いたらもう大変なので……今は胸にしまってます。
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取材・文/ライター神山



















