チェッカーズ本人からもらった超お宝グッズも
――さらに驚いたエピソードですが、元チェッカーズの鶴久政治さんから帽子をいただいたとか。
はい。私が「チェッカーズがきっかけで昭和が好きになりました」と話した記事を見た事務所の方から、「ぜひ会ってください」と連絡をいただいて、鶴久さんと対談することになったんです。
その終わりに、「これ、チェッカーズの“さよならコンサート”で僕が被ってた帽子なんだ」って、プレゼントしてくださったんです。本当にこれは、空気感ごと詰まってるような、大切な宝物です。
――ファンの方からも、「これ、あげるよ」というアイテムを受け取ることもあるんですか?
結構ありますね。特に“マッチ箱”をよくいただきます。持ち運びができるので、イベントの差し入れで渡してくださる方が多くて。昭和ものが好きなファンの方が本当に多いです。
――部屋を昭和仕様にすることについて、親御さんはどう受け止めているのでしょう。
かなり怒られます(笑)。「わざわざお金払って昔のもの買う意味がわからない」「私が昔、当たり前のように触っていたものを買う意味がわからない」とか。
――確かに親御さんの世代からすると、日常の一部だったものを“買い直す”という感覚は、不思議に映るのかもしれませんね。いつから昭和アイテムを集めているのですか?
中学2年生からなので、もう10年以上前です。今も「いいな」と思ったら増やす感じで。
――長年の収集となると、総額も気になります。
よく聞かれるんですけど、高額な昭和アイテムってそんなに多くないんです。とはいえ、合計は100万円以上。服も合わせると300万円くらいはいっているかな。古着は消耗も激しいので。
――一番高価なものは?
レコードプレイヤーです。スピーカーやアンプも含めて、ずっと使えるものを選んだので20万円ほど。Audio-Technica(オーディオテクニカ)のものです。



















