与党は頻発する嫌中デモを抑え込むため刑法改正案を国会に提出
余談だが、大韓赤十字社は11月28日、南部・釜山の金海空港の募金箱に110万ウォン(約11万6千円)と「韓国旅行を楽しむことができました。かわいそうな子供たちへご寄付ください」と日本語で書いた手紙が入っていたと発表。
これが話題になると韓国紙の中には「中国人はクソを残し、日本人は金を残すのか」というネットの書き込みをそのまま紹介するところまで現れ、日本人と推定される募金主を称えながら中国人観光客を罵倒している。
漢拏山のほうは排便したのが中国人かどうかは確定していない。さらに仮にそうだったとしても、このような迷惑行為を行うのはごく一部の者であり、中国人全体を揶揄したり批判したりするのはヘイトスピーチに当たるといえる。しかし、こうなると、中国人の狼藉は何でもニュースになる。
「観光地を強行軍で回り24時間営業の店で少しだけ休みを取る“特殊部隊式旅行”が中国の若い世代で流行っており、日本でも見られます。そうした若者グループが韓国のスタバにチキンと焼酎を持ち込んで酒盛りをしている写真もネットで回り、これも記事になってまた怒りを買っています」(韓国記者)
いっぽう韓国政界でも、中国政府との関係を重視する李在明政権側と、“中国の選挙介入デマ”を言い始めた尹錫悦前大統領を支持する野党が、中国人との向き合い方を巡って激突している。
「現与党は頻発する嫌中デモを抑え込むため、『虚偽事実で特定の国家や国民、人種の名誉を傷つけた場合は懲役5年以下とする』との刑を加える刑法改正案を国会に提出しています。一方、景福宮で野グソをした中国人男性の処罰は5万ウォン(約5千300円)の科料だけ。
これをとらえて尹前大統領支持派の野党は『景福宮でウンコした中国人の処罰はこんなに軽いのに中国を批判したら刑務所行きなのか』と、政権が中国寄りだと強調し反中感情を支持拡大につなげようとしています」(韓国与党関係者)












