重要な交渉事は空腹状態で行わない

他社との重要な交渉事でも、血糖コントロールの考え方は同じです。

「この案件、通してもらえるか微妙だな」

「少しでも有利な条件で契約をまとめたい」

そんなときこそ、自分も相手も、空腹状態で交渉に臨むのは避けるべきです。

特に、午後4時は要注意です。まさに「魔の時間帯」。

昼食からは時間が経ち、血糖を維持するコルチゾールの分泌が減ってくるタイミングです。血糖値を維持するために交感神経が働き出し、誰しもイライラしやすくなります。自分も相手も無意識にイライラしてしまい、冷静な話し合いができなくなります。

写真/shutterstock 写真はイメージです
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そんなときは、サンドイッチや焼きおにぎりなど、軽い食事を一緒にとりながら打ち合わせをすると、場がぐっと和らぎます。打ち合わせ場所をカフェにして、飲み物と軽食を楽しみながら進めるのも効果的です。可能であればできるだけカフェインは避けたいところですが、空腹のままよりはマシと考えてください。

やむをえず、午後4時ごろに得意先を訪問しなければならない場合は、手土産を持参して相手に振る舞うのも1つの方法です。手土産が難しい状況なら、少なくとも自分の血糖値だけは安定させてから臨みましょう。血糖値が安定していれば、無駄なトラブルはまず起きません。そもそも、重要な商談を「お腹が空きやすい時間帯」に設定しないのが、もっとも簡単で確実な対策です。

低血糖にならないように体が準備し始めるころは、アドレナリンによる漠然とした不安や焦燥感で疑心暗鬼になりやすいタイミングなのです。

写真/shutterstock 写真はイメージです
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気分の9割は血糖値
小池雅美
気分の9割は血糖値
2025/10/22
1,650円(税込)
232ページ
ISBN: 978-4492048085

気分の上がり下がりのカギは、血糖値が握っている。
何があっても動じない人は、血糖値が整っている。

意外かもしれませんが、血糖値はメンタル・体調とダイレクトにつながっています。
食後の眠気、夕方のイライラ、寝ても疲れがとれない、夜中の2時ごろ起きてしまう。
平日はコーヒーを何杯も飲んでがんばり、土日はダウン。焦燥感がぬぐえない。
そんな不調の根っこはじつは全部同じで「血糖値の乱高下」による自律神経への負担などから起こっていることがあります。

この本の目的は、「血糖コントロール」によって日々の不調をいっきに解決し、
あなたのもつ本来のポテンシャルを引き出すこと。
そして、ビジネスにおいて、ひいては人生においてベストパフォーマンスを出せるようお手伝いをすることです。

血糖値と気分はほぼリンクしています。そして、血糖値は自律神経ともリンクしています。
「血糖値が下がる(エネルギー切れ)=生命にとっての危機」であり、さまざまな不調の原因になりかねません。
それを逆手にとれば、仕事の成功や人間関係にも使うことができます。

本書では、静かでぶれない淡々とした状態=本物の元気を手に入れる方法をお伝えします。

【目次情報】
はじめに 
第1章 「血糖値」を無視して最高の体調は手に入らない
第2章 「カフェイン」と「鉄不足」が体調をさらに悪化させる
第3章 血糖と自律神経が整い、パフォーマンスを上げる食べ方
第4章 血糖値が整う生活習慣とストレスコントロール
第5章 「血糖コントロール」で仕事のパフォーマンスを最大化する
第6章 「ゼロポイント」で最強の自分になる
おわりに

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