被害女性は腎臓を摘出……
事件の現場となったライブハウスは、2005年にオープンしたクラシックを専門とする会場だ。ミュージックチャージのほか飲食代金がかかり、1ステージ約40分で1日3〜4ステージが開催されている。
何度か訪れたことがあるという50代男性は、
「料金は低価格帯です。ステージと客席の境がなく、お客さんとの距離が近かったです。ライブをここで行うには会場使用料はかからず、アマ(チュア)の人たちでも容易にライブ演奏ができる場所として知られています。食事の看板メニューはアップルパイ。店内には10個くらいのテーブルがあって、キャパシティは30人程度だったと記憶しています」
と振り返る。
50代男性によると、ピアノやトランペット、フルートやヴァイオリンなどのスクールレッスンも2015年から行なっており、2023年から本格的な音楽教室としても営業していたという。
社会部記者によれば、被害女性は病院へ搬送されたとき、意識があり会話が可能だった。ところが現在は臓器にまで傷がわたっているため、重傷とされている。近々、被害女性の腎臓の摘出手術が予定されているという。
「被害女性は左腹部と左の手のひらの、刃物によるケガで搬送されています。女性は一人でいるところを襲われていました。これまでの警察の調べで、被疑者は少なくとも1時間ほど前から自転車と徒歩で現場周辺をうろついていたとされています。また、足跡を採られないよう靴にビニール袋をかぶせており、計画的な犯行とみられています。ほか、上着を黒色のものから青色のものへと着替えていることがわかっています。
事件当日に予定されていたライブの告知ポスターには、黒色のスプレーのようなもので×印が書かれていたのです。殺意をあらかじめ持っていた可能性が高いと警視庁は判断しています」
事件後に被害女性は「男について面識はない」と話していたものの、社会部記者によると現在は「実は面識があった」とされており、知人同士のトラブルの線で捜査が進んでいるという。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班













