「子どもたちもストレスが溜まっています」
11月10日より保護者による送迎は「任意」になったが、「保護者が送迎に来られない場合」を想定した代替手段の提示などはなかったという。
「私の子どもが通う小学校は児童数が多いです。保護者の中には専業主婦の方もいらっしゃいますが、共働きの方はいろいろなお仕事をされています。なかにはまだ小さい赤ちゃんを抱っこしながら送迎に来られている方もいて、大変だろうなと思います。
送迎が難しい場合に子育てタクシーなどのサービスを利用する方法もあると思いますが、学校からはそうした代替策に関する連絡はありません。ただ、今は大人でも短距離でのタクシー利用が増え、タクシーの乗車率自体が上がっているので、なかなかつかまらないんじゃないか、という話も聞きました」(同前)
この保護者は、「ファミリー・サポート・センター」(乳幼児や小学生等の一時預かりや見守り、送迎などをサポーターに依頼できる事業)の利用登録を行ない、今後は子どもの送迎時にサービスを利用する予定だという。
「送迎ができない保護者に対して代替の措置を示してほしかったです。子どもたちも、外遊びが禁止されている上に行き場所もなく、ストレスを溜めています。共働き世帯が増えていますし、来年や再来年以降に同じことが起きた場合に備えて、なにか対策を検討していただけたらと思います」













