<女性の出世も思い通りに> サブリミナルテープの広告に登場
順調な歩みに見えた高市氏だが、金銭面ではこのころまで苦労していたようだ。
「松下政経塾といっても、多額の資金が得られるわけではありません。年間300〜500万円程度の資金が渡されますが、給料ではなくあくまで研究費用。寮生活で朝昼晩の3食が用意されるものの、研究にお金が消えるわけですから、金銭面に困る塾生も少なくありません」(自民党関係者)
そのせいか高市氏はキャスターのかたわら、1991年ごろから複数の雑誌でサブリミナルテープの広告塔として活躍をしていた。実際にその広告を入手すると以下の文面が並んでいた
<あなたは、このサブリミナルテープで自分自身のすごさに気づく!!>
<私もサブリミナルテープを、充実した毎日を送るための精神のビタミン剤として自信を持ってお勧めします>
サブリミナルテープとは、耳では感じ取れない音量や速度でメッセージを脳に送ることで潜在意識を刺激し、一種の覚醒を促すものだという。
高市氏が登場する広告にはこうも書かれている。
<マインドパワー・潜在能力を開発>
<聴くだけで「お金持ち」に変身>
<女性の出世も思い通りに>
<あなたの野望・願望を実現>
国立国会図書館の記録を調べると少なくとも5回は高市氏がこの種の広告塔として起用されていたことがわかった。













