「世の中面白おかしくしてやろう、みたいな連中を当選させてはなりません」
いっぽう、疑惑を調べた市議会調査特別委員会(百条委)のメンバーとして市長を追及した前市議の四宮和彦候補(63)は12日夕の街頭演説で「田久保市長の個人的な事情で問題が起き、市長が辞職をして出直し市長選挙を行なうことで決着がつくのに理不尽にも議会を解散するという暴挙に出た」と舌鋒鋭く市長を批判した。
「市議選で田久保派と呼ばれる人達、あるいは田久保市長自身からデタラメなデマ、陰謀論が撒き散らされております。『前市議はリベートと結びついた図書館建設派、メガソーラー推進派』というまったく根拠のないデタラメを主張しています」とも述べ、市長サイドへの批判を強めた。
すると、そこへシュタインマン氏の選挙カーが接近。そのスピーカーからは支持を訴える本人の声が流れるが、この時シュタインマン氏は前出の通り事務所で集英社オンラインの取材を受けていたため、声は録音放送だったとみられる。
四宮氏は「街頭演説中です。マイクを止めてください」と求めたが音量は下がらないまま選挙カーは通過。無視されて怒る四宮氏はヒートアップし、「このような新人たちの無謀な選挙戦。私の街頭演説を妨害するために走ってます。このような人たちを許してはなりません。ただ単に引っ掻き回して世の中面白おかしくしてやろう、みたいな連中を絶対に当選させてはなりません」と闘志を高めていた。
市議選に続き市長選も行なわれそうな伊東市。市議選の投開票は10月19日に行なわれるが、選挙カーと街頭演説の喧騒は師走まで続きそうだ。
※「集英社オンライン」では、今回の記事をはじめ地方の首長にまつわるトラブルなどの情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(旧Twitter)まで情報をお寄せください。
メールアドレス:
shueisha.online.news@gmail.com
X(旧Twitter)
@shuon_news
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班